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「HEROES/ヒーローズ」のマシ・オカ、アジア人俳優としてハリウッドで生き残るための決意を激白!!

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熱弁を振るったマシ・オカ
熱弁を振るったマシ・オカ

 アメリカで絶大なる支持を集めた人気刑事ドラマ「ハワイ5-O」を現代風にリメイクした海外テレビドラマ「HAWAII FIVE-0」に検死官マックス・バーグマン役で出演している俳優のマシ・オカがこのたび緊急来日し、アジア人俳優としてハリウッドで生き残るための決意を語った。

 1968年から1980年まで12年にわたってアメリカで放送された「ハワイ5-O」といえば、ホーンセクションとエレキサウンドが印象的なザ・ベンチャーズのテーマ曲が非常に有名。日本のバラエティー番組でよく流されていることから、本ドラマを知らなくても「ああ! あの音楽!」と盛り上がること間違いなしの必殺チューンだ。「これと『Somewhere Over The Rainbow(虹の彼方に)』はハワイ航空の飛行機には必ず流れる曲なんですよ。もちろん(リメイク版の)オープニングテーマは、オリジナルにオマージュを捧げているので、ワンカット、ワンカットをそのまま再現しているんです」とマシ・オカが語る通り、オリジナルに現代風のアレンジを加えたメインテーマも見どころの一つとなっている。

 「LOST」ジン・クォン役のダニエル・デイ・キム、「バトルスター・ギャラクティカ」シャロン・バレリー役のグレイス・パーク、そして「HEROES/ヒーローズ」ヒロ・ナカムラ役のマシ・オカと、大ヒット海外ドラマに出演したアジア系人気俳優たちのそろいぶみも見逃せないポイントだ。「『まさにアジアンSFオールスターが大集合だね』と言ってみんなで笑っていました。しかもこの3人がSFに全然関係ない作品に出ているのが笑えますよね」と楽しそうに語るマシ・オカだが、ハリウッドでアジア人俳優として生きるための現状について聞かれると「アジア系の役者で食べていけるのはほんの一握り。もちろん状況は少しずつ変わってきていますが、まだまだ難しいですね。(忠臣蔵をハリウッド映画化した)『47RONIN』だって結局キアヌ・リーヴスがいないと成立しないような状況ですから」と真剣な表情になった。

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 そういう背景もあり、マシ・オカは俳優業と並行してプロデュース業も活発に行っている。「結局、自分たちが動かないと、現状維持でいいやということになりますからね。だから自分たちで作って、自分たちが出て、それで視聴率や興行収入を高くなるんだということを証明しなくては、ハリウッドの価値観も変わらない。でも現状を変えたいという人が集まれば、世の中も変わっていくと思うんですよ」と語るマシ・オカのコメントも次第に熱を帯びてくる。

 そんな彼が今進めているプロジェクトが、1989年から1993年まで放送された海外ドラマ「タイムマシーンにお願い」の現代版だという。「昨年の11月にケーブルテレビに企画が売れました。今はパイロット版を作ろうとしているところです。一応、主人公として出るつもりで書いた企画なんですが、いつできるかわからない状態だったので、エージェントと話して、先に『HAWAII FIVE-O』に出ることになったんです」と語るマシ・オカだが、彼にとって俳優業とプロデューサー業の両立は、活動を続けていく上で欠かせないことだという。「次世代の人たちに希望を与えるためにも僕らが頑張らなくては」と語るその顔は非常に意欲に満ちていた。

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 本作は、ハワイで発生する事件の数々を捜査し、解決に導く「HAWAII FIVE-O」の4人のメンバーたちが活躍するポリスアクション。シーズン1の第1話には『ダイ・ハード4.0』『アンダーワールド』のレン・ワイズマン監督を起用。約800万ドル(約6億4,000万円)という予算を投じたといわれる力作に仕上がっている。(取材・文:壬生智裕)

海外テレビドラマ「HAWAII FIVE-O」は海外ドラマ専門チャンネルAXNにて放送中

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