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岡田将生&榮倉奈々主演映画『アントキノイノチ』第35回モントリオール世界映画祭コンペ部門に正式出品決定!!

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(上)岡田将生、榮倉奈々(下)瀬々敬久監督
(上)岡田将生、榮倉奈々(下)瀬々敬久監督 - (C) 2011映画「アントキノイノチ」製作委員会

 第35回モントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門に、岡田将生榮倉奈々共演の映画『アントキノイノチ』の正式出品が決定した。モントリオール世界映画祭代表セルジュ・ロジーク氏から、「心を失ってしまった2人が、死に接することによって生きることの幸せとはかなさに気付く物語です。主演2人の演技は完ぺきの一言につきます」といううれしいコメントも届いているという。

映画『アントキノイノチ』場面写真

 本作でメガホンを取った瀬々敬久監督は、映画『ヘヴンズ ストーリー』で、第61回ベルリン国際映画祭の国際批評家連盟賞、最優秀アジア映画賞2冠を果たした人物。今回のモントリオール世界映画祭への出品について、「今の日本の現実の中で『生きること』とは何なのかと考えながら作った映画なので、まず最初は日本の観客の皆さんに観ていただくことが一番だと思っていましたが、こういう機会をいただいたからには、この映画を通して世界の人たちと想いを共有できることを願っています」とコメントを寄せている。

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 一方、映画祭代表から「完ぺき!」とお墨付きを与えられた主演の岡田は「素直に『うれしい』の一言につきます。うれしいです」、榮倉は「海外の映画祭に出品されるなんて、夢を見ているようです。携わった皆の愛が吹き込まれたこの映画をよりたくさんの方に観てもらえること、うれしく思います」とそれぞれ喜びを隠せない様子だ。

 『アントキノイノチ』は、さだまさしの同名小説の映画化作品。それぞれ暗い過去を持つ男女が、遺品整理業の現場で出会い、心通わせ、また擦れ違う、複雑な物語が描かれている。昨年映画『悪人』で深津絵里が最優秀女優賞を受賞したことも記憶に新しいモントリオール世界映画祭は、2008年にはアカデミー賞外国語映画賞を受賞した映画『おくりびと』が、グランプリを受賞したほか、2006年には奥田瑛二監督の映画『長い散歩』がグランプリ、2008年に君塚良一監督の映画『誰も守ってくれない』が脚本賞、2009年に根岸吉太郎監督の映画『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』が監督賞を受賞するなど、日本映画と相性の良い映画祭としても知られており、本作の躍進にも期待がかかる。(編集部・島村幸恵)

映画『アントキノイノチ』は11月19日全国公開

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