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青山真治監督、4年ぶりの長編作、三浦春馬&榮倉奈々出演の『東京公園』がヨーロッパで大絶賛!-第64回ロカルノ国際映画祭

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青山真治監督-スイス・第64回ロカルノ国際映画祭にて
青山真治監督-スイス・第64回ロカルノ国際映画祭にて - Photo:Miyuki Takamatsu

 現地時間8月9日夕方、第64回ロカルノ国際映画祭のインターナショナル・コンペティション枠にて青山真治監督作『東京公園』が上映、自身4度目のロカルノ入りを果たしていた青山監督は約2,000人以上の観客から拍手喝采で迎えられた。海外からのメディア対応に追われていた青山監督はリラックスした様子で、シネマトゥデイの単独インタビューに応じた。『東京公園』は小路幸也原作の小説を、『サッド ヴァケイション』以来およそ4年ぶりの長編作となる青山真治監督が映画化した感動の人生賛歌。主人公を演じるのは、『君に届け』の三浦春馬。彼の義理の姉に小西真奈美、親友の元カノを榮倉奈々、彼が写真を撮る女性を井川遥が演じている。

映画『東京公園』写真ギャラリー

Q:今回、ロカルノでの印象は?
青山:初めてロカルノに来たときは、審査員として参加しました。今回は、日本から持ってきた仕事があるので、あまり映画を観る誘惑に負けないようにしています(笑)。ただ、スイスはヌシャテル国際ファンタスティック映画祭をはじめ、別の映画祭でも来ているので、なじみのある場所です。

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Q:『東京公園』は、今までの青山さんの作品のイメージとは少し異なるようですが?
青山:あえて、違う作風を意識して撮ったわけではありません。ただ、今回は移動ショットを減らして、カット割りで物語を紡いでいくようにしました。映画祭に来て、作品を観た方からはクラシカルな作風と言われましたが、そういう認識はなく、ただ撮り方を変えているだけです。

Q:作品を手がける上で、苦労した点などありますか?
青山:実は以前から「見つめる」「視線を交わす」という人と人が交わす眼差しを撮ってみたいという気持ちがありました。それ以来、『東京公園』の原型になるような構成をずっと考えていました。『東京公園』は、この思いがうまく形になった映画と言えます。

Q:映画祭の会場での観客の反応はいかがでしたか?
青山:上映中、頻繁に笑いが起っていて、最後には泣いている方もいらっしゃっいました。「人と人の深い心の繋がりを感じた作品」「作品を観ながら(登場人物達の)会話に加わりたかった」と言ってくれる人もいて、映画と観客の距離が近かったこともうれしかったです。

Q:近年では舞台演出もされておりますが、今後の活動の希望は?
青山:ここ数年、映画でも舞台でも俳優と一緒に仕事をするという魅力にとりつかれています。『東京公園』でも、三浦春馬さん、榮倉奈々さん、小西真奈美さん、井川遥さんなど、経験豊富な俳優達と一緒に仕事をする楽しさを味わいました。先日亡くなられた原田芳雄さんとも、過去にお仕事でご一緒したことがあり、今回の訃報は残念でなりません。日本には、すばらしいベテラン俳優の方々がたくさんいます。今後も、どんどん日本のベテラン俳優の方々と、出来る限り一緒にお仕事が出来ればと思っています。(取材・文:スイス特派員・高松美由紀)

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