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真夏なのに背筋が冷やっ!「ニコファーレ」で360度が恐怖映像に包まれる新感覚ホラー上映会開催!

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舞台あいさつに登壇した、かでなれおん(左)と泉カイ(右)
舞台あいさつに登壇した、かでなれおん(左)と泉カイ(右)

 15日、「ニコニコ動画(原宿)」がプロデュースする新感覚ライブハウス「ニコファーレ」で、「夏だ! お盆だ! ニコファーレだ! 360°ホラー映画祭り」が行われ、前方だけでなく左右や背面のスクリーンも活用した新たな上映スタイルがお披露目された。

 真夏日の続く首都圏だが、本上映会の会場となった六本木のニコファーレだけは別空間。今回のイベントでは、前後左右の壁4面、360度に設置されたLEDモニターを有するニコファーレのスペックを最大限に活用し、客席の周囲を取り囲むような映像に包まれる新感覚の上映が行われた。

 新感覚360度ホラーとなる『CLUB NICOLA』のメガホンをとったのは、手塚治虫の息子であり、映画『白痴』『ブラック・キス』などで知られるビジュアリストの手塚眞監督。自主制作時代から、ホラー映画には並々ならぬ情熱を傾ける手塚監督だけあって、本作でもホラー映画の定石をしっかり押さえつつも、前後左右4つのスクリーンを駆使した巧みな恐怖を演出。基本的には通常の映画と同様に、前方のスクリーンで物語が展開されるわけだが、そこにプラス左右のスクリーンに横の空間の風景を上映することで、空間の奥行きを表現したり、背後のスクリーンにさりげなく少女の人影を映し出すことで、背後に人の気配を感じた観客をビクッとさせたり、手塚流の恐怖演出がさえわたる。観客も、通常の映画のように前方だけを観るのではなく、まるでお化け屋敷を楽しむかのように、辺りをキョロキョロしながら鑑賞するなど、アトラクションのような上映会となっていた。

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 本上映会は、ネットを通じてリアルタイムで同時上映。ネットでは前方のスクリーンの映像しか観ることができないのだが、それでもネットユーザーから「背筋が冷えた~」「これ360度で包まれたらすごく怖いだろうな!」といったコメントが寄せられるなど、その怖さは十分に伝わった様子。上映後、壇上に登壇した手塚監督は、「基本的にホラー映画は一つの画面に集中するから怖くなるものなんで、今回は難しかったですね。でも次の機会がいただけるなら、今度は2倍怖くなるようにしたい」と本スタイルの上映のさらなるパワーアップを約束した。『CLUB NICOLA』に出演した、かでなれおんも「映画を観ていて背後に視線を感じるってなかなかないですよね。わたしが思った以上に怖かったんで、夏をひんやりと過ごしていただければと思います」とこの上映スタイルにゾクゾクしてしまった様子だった。

 まさに360度、恐怖映像が迫ってくるという上映スタイルはここニコファーレでしか体験できないもの。うだるような夏の暑さもこれで乗り切れる!? かもしれない。(取材・文:壬生智裕)

「夏だ! お盆だ! ニコファーレだ! 360°ホラー映画祭り」は8月18日まで六本木のニコファーレで上映中

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