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島谷ひとみ、被災地での「赤毛のアン」公演に「勇気をもらいました」

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これで見納め!島谷ひとみの「赤毛のアン」姿
これで見納め!島谷ひとみの「赤毛のアン」姿

 歌手や女優として活躍する島谷ひとみが22日、新宿文化センターで行われた“2万人の鼓動 TOURSミュージカル「赤毛のアン」”東京公演の前に囲み取材に応じ、被災地での公演を振り返った。「もう31歳になるので恋をしたいと思います」と恋愛願望も明かした島谷は、5年連続で演じてきた主人公のアンを今年で卒業する。囲み取材ではアンへの深い思い入れも告白した。

 この日、髪も赤く染めて劇中の衣装で出席した島谷は、2007年の初主演以来5年連続で演じてきたアンについて、「わたしたちはどこか幸せが当たり前でちょっと悲しいことがあると悲劇のヒロインになりがちだけど、アンは当たり前の幸せを得られずに生まれてきた子で、家族愛だとか友情だとか一つ一つ大切に喜べる女の子です」とコメント。今年の公演でアンを演じるのも最後となるが、「そんなアンを演じられて日常の大切なこととかを改めて教えられて、いい出会いでした」と感慨深く振り返った。

 15日には東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県仙台市でも公演を行い、「すごく盛り上がって楽しんでくれました」と振り返った島谷。公演には子どもたちも多く来場し、中には津波で服を流されてしまったために友達から服を借りて来場してきてくれた子どもたちもいたそうで、「すごくうれしかったです。最後にみんなでステージに上がって一緒に歌を歌うときに、わたしは役として上がっているので絶対泣いちゃいけないと必死に涙をこらえていました」と被災地の子どもたちの笑顔に勇気づけられたことを明かした。「(被災した人と比べて)すべてがうまくいっているわたしたちは絶対に強くいなくちゃと思います。気合もひとしおです」と笑顔を見せた。

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 そんな島谷は、今後の女優としての目標に「日本昔話に出てくるような話とかを演じてみたいです」とにっこり。一方、恋愛については、今は浮いた話はないとぼやきながらも「もう31歳になるので恋をしたいと思います。好きな男性のタイプは条件が増えるばかりで、秘密かな」とアピールした。

 同作は全世界で愛されている不朽の名作「赤毛のアン」のミュージカル。1998年よりオリジナルミュージカルを上演しているエステー株式会社が主催し、今年で14年目を迎える2001年よりキャストのオーディションが毎年実施され、今年は全国7都市で1,124名が参加し、99名が最終合格者として選出。東京公演では関東出身の13名の合格者が島谷と共にステージに立った。(取材・文:中村好伸)

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