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これぞ至高の話芸!羽佐間道夫×野沢雅子×高木渉×山寺宏一の芸達者たちが古典映画の「声優口演」で競演!

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山寺宏一、高木渉、野沢雅子、羽佐間道夫、豪華声優陣が古典映画をよみがえらせる!
山寺宏一、高木渉、野沢雅子、羽佐間道夫、豪華声優陣が古典映画をよみがえらせる!

 18日、不忍池水上音楽堂で「第4回したまちコメディ映画祭in台東」恒例の人気企画「声優口演ライブinしたコメ2011」が行われ、羽佐間道夫野沢雅子高木渉山寺宏一という豪華声優陣が古典映画に見事なアテレコ、活弁を披露、まさに「七色の声を使い分ける」芸達者たちの競演で会場の観客を圧倒した。

 アテレコのルーツとも言える無声映画の「活弁」、そしてセリフを再構築し、一本の作品として現代によみがえらせる「声優口演ライブ」。スクリーン横にスタンバイした声優陣が、スクリーンに映る登場人物のほぼ全員のセリフをリアルタイムでアテレコ、さらに活弁まで加えるなど、実力派声優たちの芸達者ぶりを堪能できる人気企画となっている。

 この日の上映作品は2本。1本目の『ロイドの巨人征服』は羽佐間、野沢、高木の3人が担当。看護婦役に扮(ふん)した野沢が、主人公のハロルドを看病している最中に「おめえの元気をオラに分けてくれ!」と「ドラゴンボール」の悟空の声色を披露してみたり、高木が突然「エイドリアーン!」と、羽佐間の十八番であるシルヴェスター・スタローンの物まねを羽佐間の前で披露したりと、芸達者な3人がしゃれのきいたアドリブを連発するたびに会場は大盛り上がり。そしてエンドマークが映し出されると、彼らの話芸を十分に堪能した観客たちから拍手が途切れることがなかった。今回、音楽を担当したのは旧橋壮。ピアノやサックスの音色などで映画を巧みに盛り上げる旧橋の音楽は、芸達者な声優陣に負けない極上の音楽。羽佐間によると、「彼とは面識が無かったんだけど、彼が発売しているCDをたまたま道端で拾ったんですよ。それを聴いていいなと思って。お近づきになったわけです。縁は異なもの味なものとはよく言ったものですね」と驚きの告白。その言葉に旧橋も「公園で昼寝をしていたら、お電話をいただいて、それで今日に至るというわけです」と返答。羽佐間が「みなさんも公園のベンチで寝ててくれたら一緒にやれますね」と人を食ったコメントを発し、会場を笑わせた。

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 続いて「あんな大先輩のあとで、緊張します」という言葉とともに登場したのは、“七色の声を持つ男”山寺。今回はチャップリンの『犬の生活』を一人芝居で披露することになった。「全カットに声を入れるのを目標にします。あまりにもアドリブを入れすぎたので、以前一緒にやった戸田恵子さんに『山ちゃん、うるさい』と言われました。覚悟してください」との前口上通り、34分の上映の最中は、山寺のマシンガントークが炸裂(さくれつ)。複数の犬が登場するシーンでもそれぞれの犬の声を鳴き分け、「これ一人でやってるんですよ」というコメントまでさりげなく織り込むなど、終始観客を圧倒し続けた。

 終映後に登場した羽佐間が観客に「これらの映画は無声映画なので、声優であるわたしたちが声を載せないとまったくの無声なんですよね。『声優口演』は音をつけて、立体化していく作業なんです。これからも古い映画をよみがえらせたいので、ご支援くださいませ」と呼びかけると、芸達者たちの話芸を堪能した観客からは惜しみのない拍手が鳴り響いた。(取材・文:壬生智裕)

「映画」「したまち」「笑い」のトライアングルがコラボする「第4回したまちコメディ映画祭in台東」は9月19日まで開催

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