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ハッキング・スキャンダル審問会 ハリポタ原作者J・K・ローリングも証言 「ジャーナリストが5歳の娘のバックパックに手紙を忍ばせた」

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J・K・ローリング
J・K・ローリング

 ニューズ・コーポレーションのハッキング・スキャンダルにより、ロンドンの王立裁判所でメディア倫理に対する審問会が行われているが、ハリー・ポッター・シリーズの原作者J・K・ローリングも証言をし、メディアの行き過ぎた行動を指摘した。

 J・K・ローリングは、1997年にシリーズ第1巻を出版した直後からカメラマンやレポーターが家の外に常駐するようになったという。「人に見られているというのは恐ろしい気分です」と語り、学校から帰宅した娘のバックパックにジャーナリストからの手紙が紛れ込んでいたのを発見したときはものすごいショックを受けたという。「プライバシーをひどく侵害されたと感じました。5歳の娘の学校でさえもジャーナリストから完全に守られた場所ではないと気づいたときの私の怒りは表現のしようがありません」と証言をしている。また、2003年と2005年に子どもを出産した後は、家を包囲され、人質になったような気分だったと、限度を知らないメディアを強く非難した。

 審問会はまだ続いているが、来年には報告書が作成される予定で、これによってイギリスにおけるメディアの規制法が大きく変わる可能性もある。(澤田理沙)

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