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ロケの天才と呼ばれる千鳥、初の単独DVD『白いピアノを山の頂上に運ぶ』企画の誕生秘話を語る!

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千鳥(左:大悟 右:ノブ)
千鳥(左:大悟 右:ノブ)

 今月23日に初単独DVD「白いピアノを山の頂上に運ぶ」が、発売されたばかりの漫才コンビ千鳥の二人が、吉本興業東京本社でインタビューに答え、シュールな企画の誕生秘話を語った。

千鳥「白いピアノを山の頂上に運ぶ」取材フォトギャラリー

 年間200本以上でロケを行い、関西方面ではロケの王者として知られている一方で、2010年には、第5回BGO上方笑演芸大賞を受賞し、漫才師としての才能も認められている千鳥。彼らの初単独DVDが、漫才ものとなるか、ロケものになるかは、多くの芸人たちに注目されていた。当然スタッフたちも気合い十分に、企画を考えていたそうだが、なぜかボケ担当の大悟が放った「白いピアノを山の頂上に運びたい」という一言で、2時間以上に渡った企画会議は終了。彼の言葉そのままに、「白いピアノを山の頂上に運ぶ」という、激しくシュールなDVDが出来上がった。大悟に当時の気持ちを聞いてみると、「白いピアノを山の頂上に運びたい! これは、きっと誰もが、一度は考えるはずです!」と断言。ノブは、「誰も思わんわ! まさか、ほんまにDVDになるとは……」と呆れた様子で、大悟を見つめていた。

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 ただごとではないくらいにシュールなこのDVD、予算がないということで、千鳥の二人は、「白いピアノを調達する」ところからスタートする。ノブが「後輩に、このDVD、ふつうのバラエティやったら10分に編集できます。無駄が多いんですわ」と話したとおり、高級住宅街を一軒一軒訪ねては、「白いピアノください」というとんでもないお願いをする映像がまったりと続く前半部分。やはり、ロケの天才と呼ばれるだけあって、なぜかクスクスと笑えてしまう。そして、文字通り、山の頂上に白いピアノを運ぶ後半部分は、くだらない映像なのに、思わずほっこりとするハートウォーミングな感動を呼ぶ。ラストカットには、大悟も自信満々なようで「いやあ~、ええカットが取れました! ぜひ観て欲しいですね」と熱弁した。

 高校で出会って以来、10年以上の付き合いになるという二人は、とにかく仲良し。高校時代の思い出を語れば、「文化祭で司会をしたとき、大悟が半分人間、半分馬、という設定で出てきたんです。馬の後ろ足をやっていた男の子が、大悟のズボン脱がしてしまって……。全校生徒の前で、大悟が股間を丸出しにしたのは、今でも忘れられませんね」と、甘酸っぱい思い出が止まらない。青春をかけて築いたふたりの絆は、いまでも健在だ。岡山から出てきたときは、あまりの人の多さに人酔いして、電車の連結部分で吐いてしまったという大悟を、「ほんまにかわいいやつなんです! こんなに怖い顔して、人殴ったことないんだから!」と笑顔で大悟を見守るノブは、まるで母親のようだ。過激な大悟と、優しいツッコミで包み込むノブの不思議なやりとりはDVDでも楽しめる。 

 現在関東進出を目論見中という千鳥の二人。現在、新宿のルミネTHEよしもとを中心に活動中だが、取材中に遭遇した映画『さや侍』の野見隆明に、「千鳥? ごめんっ知らないっ」と言われ大ショック。「頑張らんと……」と新たに気合を入れ直していた。千鳥の魅力に触れたい! という方は、ぜひ「白いピアノを山の頂上に運ぶ」で彼ら独自の笑いを体験してもらいたい。(編集部:森田真帆)

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