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北川景子、女優としての迷いを吐露!8才の男の子役声優チャレンジで新境地

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2012年の抱負、意気込みを語る北川景子
2012年の抱負、意気込みを語る北川景子 - 写真:吉岡希鼓斗

 兄妹の時空を超えた大冒険ときずなを描き、世界中で1億部を超えるベストセラー・シリーズをアニメ映画化した『マジック・ツリーハウス』で主人公ジャックの声優を務めた北川景子が、本作を通して2011年を振り返ると共に今後の目標を語った。本作で北川が吹き替えたのは、冒険や空想好きな妹・アニーとは正反対の性格で、現実的で少し気が弱い兄・ジャック。世間の持つ北川のイメージとはかけ離れた8才の男の子という難役で、声優初挑戦にもかかわらず、演じているのが北川だとわからないほどの見事なカメレオン演技を披露、新境地を開拓している。

 10代のころから、「カメレオンみたいな女優になりたい」と思っていたという北川。映画デビュー作『間宮兄弟』(2006)で、先ごろ急逝した森田芳光監督と出会って以来、映画(現場)に魅了されて着々と映画女優としてのキャリアを磨き、『ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT』ではハリウッドの現場も体験した彼女だが、近年は、どちらかというとラブストーリーやファッショナブル、現代的・都会的な役柄が多かった。映画でもテレビドラマでも「今、わたしに求められているものを頑張ってやっていこうという気持ちを大切に活動してきた」と、がむしゃらに臨む一方で、女優としての幅が思うように広がらず、どこか迷いを感じることもあったようだ。

 そんな彼女が今年の活動を振り返った際、声優に初挑戦した『マジック・ツリーハウス』のほか、終戦記念としてテレビ放映されたスペシャル・ドラマ「この世界の片隅に」との出会いが、特に大きかったという。「戦時中を生きた女性で、初めて方言(広島弁)にも挑戦できましたし、これまでになかったイメージの役柄を演じることで、学ぶものが多かったです」と振り返る。さらに、2012年の目標を尋ねると、「2011年は前の年ほど映画に参加できなかったので、もっと映画にもかかわっていけたらうれしいですね。自分にはできっこないと思うことでも、どんどん挑戦していきたいです」と映画への思い入れの深さを新たにした。

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 また近年、日本人の俳優が続々とハリウッドに進出する中、北川は「日本人が海外の作品に出演することも大事だけれど、日本の作品が海外に認められることも大事」という。「日本人の文化を描いた映画で、日本人しか演じられない役柄で参加して、それが海外で認められたら、と思うんです。それがどんなに小さな役でも。高倉健さんや吉永小百合さんのような、日本を代表する名優さんとお仕事をご一緒することで、演技の本質を学んでいきたい」と、日本人の女優としての誇り、意志を感じさせる彼女のさらなる躍進に期待したい。(取材・文:くれい響)

映画『マジック・ツリーハウス』は全国公開中

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