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あまりの酷評に編集やり直しで起死回生!安藤政信やビビアン・スーらが出演した本国では大ヒットの台湾映画

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ウェイ・ダーション監督
ウェイ・ダーション監督 - Photo:Harumi Nakayama

 安藤政信や木村祐一、ビビアン・スーらが出演した台湾映画『ウォーリアーズ・オブ・ザ・レインボー:セディック・バレ(英題)』の海外版が、ワールドプレミア上映されたベネチア国際映画祭での酷評を受けて大幅編集されていたことがわかった。同作品で第8回ドバイ国際映画祭に参加していたウェイ・ダーション監督が明かしたもの。

 同作品は日本統治下の台湾で起こった抗日運動「霧社事件」を描いたもので、中国のジョン・ウー監督がプロデューサーを務めていることでも話題だ。台湾では計4時間30分の大作を9月9日に前編、9月30日に後編と2部に分けて公開し、初日興行収入で同国の過去最高成績を上げる大ヒット。米アカデミー賞外国語映画賞の台湾代表にも選ばれた。

 だがベネチアやトロント国際映画祭で上映された海外版は2時間30分に圧縮。戦闘シーン中心で人物描写が浅く、ベネチア国際映画祭期間中に配布される日刊誌の星取表では、コンペ作23本のうちワースト2位となってしまった。

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 ダーション監督は「ベネチアやトロントで上映したものは時間がない中、自分が納得しない編集のままで出品してしまった。帰国後すぐに編集をし直し、アカデミー賞やドバイに提出したのはニューバージョン。今回は人間ドラマを重視し、歴史的背景にも注意しながら編集したので、きっと日本人にも気に入ってもらえると思う」と胸を張った。

 現在同作は、日本公開に向けて日本の映画会社と契約交渉を行なっているという。ダーション監督は「映画会社には海外版とオリジナル版の両方を見てもらってます。出来れば日本では、台湾と同じ2部制で上映してもらえたらうれしい」とアピールした。(取材・文:中山治美)

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