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成宮寛貴、裁判制度に物申す!熱血弁護士を演じて「僕の中には正義も悪もある」

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成宮寛貴
成宮寛貴

 シリーズ累計総売上420万本を誇る大ヒットゲームを、三池崇史監督が実写映画化した『逆転裁判』で、主人公の新米熱血弁護士・成歩堂龍一を演じた成宮寛貴が、自身が考える正義について明かし、現状の裁判制度の問題点を指摘した。

映画『逆転裁判』写真ギャラリー

 凶悪犯罪の増加によって、弁護士と検事が直接対決し、わずか3日のうちに判決を下す「序審裁判」という制度が採り入れられているという設定の『逆転裁判』の世界。次々と明らかになる真実によって、善と悪すらも簡単に揺れ動き、被告の人間性が浮き彫りにされていくが、成歩堂は正義を信じてひたすら突き進み、奇跡を巻き起こす。

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 だが、演じた成宮自身はというと、「誠実であることはいつも心掛けていますが、常に正義でいることはとても難しいと思うんです」と正直に明かす。「僕の中には、正義があれば悪もある。生きているとたまには信念を曲げなければならないこともあるし、ある程度長いものに巻かれなくちゃいけなくて、意見を曲げて時には汚い水を飲まなきゃいけないときだってある。それをジャッジメントすることが大事なんだと思うんですよね」と持論を展開した。

 とはいえ、成宮自身が正義を信じていないわけではない。誰もが犯罪に巻き込まれ、裁判にかかわる可能性があるのは現実も同じ。だからこそ、「もともと現実の裁判制度には『なんか違うんじゃないかな』と思うことがたくさんあって。被害者の気持ちを考えると、裁判が長引けば引きずる時間も長くなるし、お金が掛かるから泣き寝入りするケースも中にはあると思うんです。その点、“序審裁判”っていいなと思いますよね」と現実の裁判制度に苦言を呈した。

 そんな成宮が演じた成歩堂は、原作で描かれているコミカルで熱いイメージに加え、新米ゆえのもろさも、他人を思いやる優しさをも併せ持つキャラクター。成歩堂おなじみのギザギザヘアー姿に慣れるまで時間がかかったという成宮だが、「誰も信じなくても最後まで信じてくれる、誰しもが求めている存在」が、これほどはまる人はほかにはそういないだろう。(写真・文:小島弥央)

映画『逆転裁判』は2月11日より全国公開

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