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堤幸彦、構想5年のモノクロ映画『MY HOUSE』で“幸せ”を心地よく破壊!

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モノクロに鮮やかな水色!堤幸彦監督が本当に撮りたかった作品は、これだ!!
モノクロに鮮やかな水色!堤幸彦監督が本当に撮りたかった作品は、これだ!! - (C) 2011「MY HOUSE」製作委員会

 エンターテインメント大作『劇場版 SPEC~天~』の公開が控える堤幸彦監督が、「本当に撮りたかった」と語る構想5年のモノクロ映画『MY HOUSE』のビジュアルが解禁され、モノクロに水色が映えるスタイリッシュな世界観が明らかになった。

 本作は、堤監督が2007年、雑誌に掲載されていた坂口恭平のホームレス生活に関する記事から既成概念を打ち破る生き方に触発され、得意の音楽演出や情報量を抑えた作風で仕上げたモノクロ映画。坂口の著書「TOKYO 0円ハウス0円生活」「隅田川のエジソン」を原作に、これまでとは違ったスタイルで堤監督がメガホンを取った。

 舞台は堤監督の出身地でもある名古屋で、主人公のホームレス・鈴本を演じるのは名古屋を拠点に活躍するミュージシャンのいとうたかお。今回解禁されたビジュアルにも鈴本役のいとうの顔半分がでかでかとスペースを陣取り、インパクト大。また、キャッチコピーとなっている「あなたの“幸せ”を心地よく破壊する。」から作品内容への想像がかき立てられる。

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 そのほかの出演者に石田えり板尾創路木村多江ら豪華メンバーがそろった。27日に最高峰の映画賞である米アカデミー賞で作品賞をはじめとする主要部門を制したモノクロ&サイレント映画『アーティスト』が象徴するように、映画界では今ちょっとしたモノクロ映画ブームが起きつつある。堤監督の『MY HOUSE』もそんな時代の流れに乗ってより注目されること必至で、「この世界で本当の自由や幸せとは何なのだろうか」をテーマに掲げた物語がどう表現されているのかも見どころの一つとなりそうだ。(編集部・小松芙未)

映画『MY HOUSE』は5月26日より新宿バルト9ほか全国公開

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