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ベン・スティラー、新作SFコメディの広告が劇場から取り下げになる

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ベン・スティラー
ベン・スティラー - Mike Flokis / Getty Images

 ベン・スティラー主演の新作映画『ネイバーフッド・ウォッチ(原題)/ Neighborhood Watch』の予告編やポスターなどの広告映像が、2月にフロリダで起きた少年射殺事件をうけ、劇場から取り下げられることになった。

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 本作は、ベン・スティラーとヴィンス・ヴォーンが共演するSFコメディで、郊外に暮らす父親が自警団にボランティアで参加するが、エイリアンと遭遇し、家族を守るための戦いに挑む物語。「ネイバーフッド・ウォッチ」とは、地元住民が近隣の安全を守るために組む自警団を意味している。

 この映画が完成後の2月、フロリダ州で自警団の男性が通りがかりの黒人少年を射殺する事件が起き、少年を射殺した男性が無罪釈放されたことで、警察に対して多くの反感が寄せられた。それを受け、映画を製作した20世紀フォックスはこの映画の広告を劇場から取り下げることを決定。「予告編とポスターはフロリダの劇場から取り下げられており、全国的にも間もなく同じように取り下げられる予定です」と声明を発表した。20世紀フォックスは、映画は事件が公になる以前に作られたもので、物語は事件とは全くの無関係としているが、映画の中の一場面には、出演者のジョナ・ヒルが銃を握る指まねをし、子どもたちも遊んでいるご近所に向けて発砲するジェスチャーをするシーンもあり、遺族や、事件に抗議している人たちの感情を考慮した措置となった。(竹内エミコ)

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