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ガイ・ピアースを直撃!SFアクション映画『ロックアウト』と『プロメテウス』について語る!

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ガイ・ピアース
ガイ・ピアース

 映画『プリシラ』で注目を浴び、その後映画『L.A.コンフィデンシャル』や『メメント』などの秀作で高い評価を受けたガイ・ピアースが、新作『ロックアウト(原題) / Lockout』について語った。

ガイ・ピアース出演映画『ダーク・フェアリー』写真ギャラリー

 同作は、スパイ活動中に殺人容疑で逮捕された工作員スノウ(ガイ・ピアース)は、ある日、米政府から宇宙刑務所の囚人たちに捕われた大統領の娘エミリー(マギー・グレイス)を救出する依頼を受ける。そしてスノウは、釈放と引きかえに宇宙に向かっていくというSFアクション作品。映画『ブレーキ』などで撮影監督を務めてきたジェームズ・マザーズがメガホンを取っている。

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 まず出演経緯について、ガイは「アクション映画でありながらユーモアがあることだ。最初に脚本を共同執筆したリュック・ベッソンが僕と会合をした際に、80年代のブルース・ウィリスのアクション作品のようなレトロな要素を持っていて、さらに主人公が面白いキャラクターであることを明かしてくれたんだ。僕も次から次へと人を殺して、あまり人間の心理を描いていないアクション映画には参加したくなかったからね。それと人口が増加していて、刑務所が宇宙にあるという設定も気に入ったんだよ」とリュック・ベッソンとのタッグにまず惹かれたようだ。

 そんな脚本/製作を担当したリュック・ベッソンについて「彼はジェームズ・マザーズとスティーヴン・ST・レガーが書いた脚本に、自分のアイデアを多少付け加えていたんだ。初めてセットを訪れたときは、照明や衣装などのあらゆる部門に声をかけて、これから撮影する作品に関して彼らスタッフが自信があるかを確かめていた。もちろん、彼はセットではいろいろ手助けすることができたのだろうが、あえてセットで自分の考えを押し付けることをせず、共同執筆したジェームズ・マザーズとスティーヴン・ST・レガーの脚本のコンセプトと、この二人がこの映画にかかわる前に製作した短編の出来具合を信じて、すっかり彼らに製作を委ねていたんだ。だからリュック・ベッソンが本格的にかかわったのは編集段階に入ったときで、ビジュアル・エフェクトを多用するシーンをしっかりと確かめていたようだ」と語った。

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 映画『96時間』やテレビドラマ「Lost」のマギー・グレイスとの共演については「彼女が演じたエミリーは非常に挑戦的な女性で、僕が演じたスノウには、そういった女性が必要なんだ。そしてスノウはエミリーに好意を持っているだけでなく、性的な魅力も感じている。そんな難しい役がマギーであったために、僕は非常に演じやすかったよ」と彼女を褒めた。

 ガイが次回作として出演している映画『エイリアン』フランチャイズの作品『プロメテウス』については「インターネットで掲載されていること以外は語ることを禁じられているが、僕はピーター・ウィーランド役を演じることになっていて、エイリアンとも深いかかわりがある設定になっている。個人的にはシリーズ最初の作品である『エイリアン』だけを気にして演じていたよ。ただ、リドリー・スコット監督は、当初『エイリアン』の前日譚としていたが、それでは限られたものになってしまうので、あえて『エイリアン』フランチャイズと拡張させたようなんだ」と明かした。

 映画は、狂気じみた囚人たちに対抗するガイ・ピアースの演技と心理戦が魅力の作品に仕上がっている。ガイにはこのあと映画『ザ・ロード』のジョン・ヒルコート監督とタッグを組んだ『ザ・ウェッテスト・カウンティー(原題) / The Wettest County』が控えている。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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