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ジャック・ブラックを直撃!名女優シャーリー・マクレーンとの共演について語る!

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ジャック・ブラック
ジャック・ブラック

 映画『ハイ・フィデリティ』や『ナチョ・リブレ 覆面の神様』などのインディーズ作品から大作『キング・コング』までこなしてきたジャック・ブラックが、新作『バーニー(原題) / Bernie』について語った。

 同作は、テキサス州の葬儀屋で働くバーニー(ジャック・ブラック)は多くの人々に慕われる優しい性格だったが、ある日未亡人となった頑固な富豪老婦人マージョリー(シャーリー・マクレーン)と親しくなり、彼女の世話をするようになる。だが横暴でわがままな彼女に耐えきれず、ある日彼女を殺してしまう。そしてバーニーは、事実を隠しながら彼女がまるで生きているかのように生活を始めていくというコメディ調のドラマ作品。共演にはマシュー・マコノヒーリップ・トーンらが参加している。監督は、映画『スクール・オブ・ロック』や『ビフォア・サンセット』のリチャード・リンクレイターがメガホンを取っている。これは、テキサスで起きた実話をもとに映画化している。

 まず、名女優シャーリー・マクレーンとの共演について「シャーリー・マクレーンは僕にとってヒーローだった。彼女の作品『アパートの鍵貸します』を観て以来ずっとファンなんだ。彼女のように、長い間綺麗でいて才能のある女優は珍しいからね。60年代当時の彼女は、どの女優よりもホットだったと思う。彼女はセットで僕の馬鹿なジョークにはよく付き合って笑ってくれ、僕自身も気楽に演じることができたんだ。彼女と僕の関係は、ある意味この映画のバーニーとマージョリーの関係と同じで、セットでは僕がシャーリー・マクレーンのご機嫌取りとして、彼女が要求していることをやったりしていた。もっとも、映画のようにシャーリー・マクレーンの足をマッサージはしなかったけれどね……(笑)」とシャーリー・マクレーンとの共演を楽しむことができたようだ。

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 現在は警察に捕まり、刑務所で暮らす実在のバーニーに会ってみて「僕はこれまで一度も重警備の刑務所を訪れたことがなかったんだ。バーニーは、この映画の脚本で書かれている通り、すごく温厚な人物だった。刑務所の中の多くの人々は重罪を犯し、重刑を受けている人たちで、少し場違いな感じでソフトな口調で話すバーニーがそこに居たんだ。そこで彼と会うことができて良かったよ。僕は彼との出会いを通して、彼のテキサスのアクセントや振る舞いを学んだんだ」と実在する人物に会ったことで、しっかりとした役作りができたようだ。

 バーニーの殺人は、単に富豪である老婦人マージョリーのお金に目がくらんだのか?それとも、横暴でわがままな彼女に耐えきれなかったのか? ジャックの個人的な見解は「バーニーは、彼女のわがままに耐えきれなかったんだと思う。彼は本当にスウィートで、人を喜ばせることが好きで、そのため横柄な人物であっても、そういう人を放っておけずに無理に面倒をみてしまうため、ある意味では間違った形で人から愛されようとしているように思えるんだ」とバーニーの性格について個人的な意見を語った。

 最後に、ジャックはバーニーが服役している刑務所では、この映画の試写ができなかったことを残念がっていた。映画はコメディ調ではあるが、いつもコミカルな役を演じてきたジャックが、シリアスな葬儀屋の役を演じていて新鮮な印象を受け、さらにジャック・ブラックとシャーリー・マクレーンの会話の駆け引きが興味深い映画に仕上がっている。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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