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ビートルズのリンゴ・スターの生家 再開発の犠牲になるのを免れる

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リンゴ・スターの生家。ドアの部分はビートルズファンによる落書きで埋め尽くされている。
リンゴ・スターの生家。ドアの部分はビートルズファンによる落書きで埋め尽くされている。 - Christopher Furlong / Getty Images

 イギリス・リバプールにあるリンゴ・スターの生家が再開発で取り壊される危機に直面していたが、反対者たちの声が聞き入れられ、保存されることになった。

 WENNによると、9マドリン・ストリートにあるリンゴが育った家は、大規模な再開発の対象となっていたという。しかし、歴史的建造物を取り壊すのは間違っていると反対する人たちが保存運動を展開。リンゴの家のほかにも30軒ほど保存されることが決まったとのこと。

 イギリスの住宅建設相グラント・シャップス氏は「コミュニティが大切にしている場所を保存しようと、声をあげ、力を見せつけたすばらしい例だ」と、保存運動をほめたたえたという。今後、リンゴの生家はリフォームされ売りに出されるというが、現在は空き家で、ビートルズファンによる落書きで埋め尽くされているとのこと。

 BBCによると、再開発で取り壊される家は400軒ほどで、保存されることになった家々のリフォームには1,400万ポンド(約17億2,200万円)の補助金が用意されるらしい。リンゴの家が建っている道沿いでは彼の生家を含め16軒が保存されることになったらしいが、新築の家に囲まれたこれらの家はリフォームをしたとしても外観を悪くするだけとの意見もあるようだ。(澤田理沙)

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