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満島ひかり、二人の男の間で揺れ動く女性に!瀬戸内寂聴の私小説「夏の終り」映画化

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左から小林薫、満島ひかり、綾野剛
左から小林薫、満島ひかり、綾野剛 - (右)(C)anan / 小笠原真紀

 満島ひかりが、瀬戸内寂聴の私小説を原作にした映画『夏の終り』で、妻子ある年上の作家と年下の男の間で揺れ動く女性を演じることが明らかになった。瀬戸内のセンセーショナルな体験を基にした本作について、満島は「色っぽく、濃厚な脚本に出会いました。緊張しています。むずかしい、アァ、むずかしい。と感じながらも、熊切(和嘉)監督の『良いっすねー』を聞いて終るひとつひとつのシーンが、どんどん愛しくなる毎日です。ほんと、映画っておもしろいです」と撮影真っただ中の心境を明かしている。

 満島が演じるのは、瀬戸内自身がモデルとなった主人公の知子。妻子ある年上の作家との長年に及ぶ愛の生活に疲れ、年下の男との激しい愛欲にも満たされず、女の業に苦しみながらも、いちずに自分なりの愛を追い求める女性だ。寛容さとずるさを併せ持つ年上の男・慎吾を演じるのは小林薫、そして嫉妬と孤独に苛まれる年下の男・涼太を演じるのは、今注目の若手俳優・綾野剛だ。

 こうした共演者に恵まれた本作について、満島は「小林さんの哀愁漂う深さと、綾野さんのみずみずしい鋭さ、スタッフ達のたくましい柔らかさと共に、花ざかりの女“知子”を、のびやかに生きていたいです」と意気込む。その一方で小林も、映画『海炭市叙景』の熊切和嘉監督からオファーが来た時点で即やろうと決めたそうで、こちらも本作への思いでは負けていない。

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 劇中の舞台は東京だが、昭和30年代の町並みをロケセットで再現するため、6月5日より始まった撮影は兵庫県の古き良き町である加古川などで行われている。クランクアップは6月25日予定だ。

 1963年に女流文学賞を受賞した原作は、現在までに100万部を超えるロングセラーになっていることに加え、1963年に『みれん』として仲代達矢池内淳子らの出演で映画化された。約半世紀ぶりの映画化に瀬戸内は「映画やテレビにも度々なりました。今度はすべての配役が若返っています。どんなにフレッシュな夏を見せてくれるか楽しみです。この映画作りに関った方々、また観て下さる全ての方々に、心からありがとうと申しあげます」と完成を待ち望んでいる様子を見せている。(編集部。福田麗)

映画『夏の終り』は2013年に全国公開

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