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日本未公開の傑作を一挙上映「三大映画祭週間2012」開催!目玉作品はフランソワ・オゾン監督『ムースの隠遁』!

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今年も秀作ぞろいです - フランソワ・オゾン監督『ムースの隠遁』より
今年も秀作ぞろいです - フランソワ・オゾン監督『ムースの隠遁』より - (c) Eurowide-FOZ

 世界三大映画祭(カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ベネチア国際映画祭)で高い評価を受けながら日本では劇場公開されていなかった作品を一挙に上映する「三大映画祭週間2012」の開催が決定した。

今回の目玉作品はこちら!映画『ムースの隠遁』予告編

 今年の目玉作品は、『8人の女たち』『しあわせの雨傘』など数々の名作を生み出してきたフランス人監督フランソワ・オゾンの『ムースの隠遁』。ドラッグの過剰摂取で最愛の恋人を亡くした女性が、彼の子をおなかに宿したままパリから逃げ出し自分を見つけていくさまを描く。同作は、2009年サン・セバスチャン国際映画祭審査員賞受賞作品として特別枠での上映となる。

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 また、35歳の男と、彼によって軟禁された10歳の少年の間に芽生える奇妙でゆがんだ関係を描き、第64回カンヌ映画祭で物議を醸した超問題作『ミヒャエル』(マルクス・シュラインツァー監督)や、ショーン・ペン主演映画『きっと ここが帰る場所』の公開を控えるイタリア人監督パオロ・ソレンティーノの傑作『イル・ディーヴォ』(第61回カンヌ映画祭審査員賞)など、話題になりながらも日本未公開だった作品がそろう。

 「三大映画祭週間2012」では全8作品が上映され、上記以外には『ぼくたちの生活』(第63回カンヌ映画祭男優賞)、『フィッシュタンク~ミア、15歳の物語』(第62回カンヌ映画祭審査員賞)、『俺の笛を聞け』(第60回ベルリン映画祭銀熊賞/アルフレッド・バウアー賞)、『気狂いピエロの決闘』(第67回ベネチア映画祭銀獅子賞/オゼッラ脚本賞)、『重なりあう時』(第66回ベネチア映画祭女優賞)というラインナップになっている。

 秀作であっても商業的な成功が望めないと劇場公開が厳しい昨今。世界が認めた才能の数々を大スクリーンで堪能できるとあって、映画ファンにはたまらないイベントといえるだろう。ぜひこの機会に、それぞれの個性に彩られた作品を鑑賞して映画の面白さに浸ってほしい。(編集部・市川遥)

「三大映画祭週間2012」は8月4日よりヒューマントラストシネマ渋谷にて限定3週間ロードショー、ほか全国順次公開

映画『ムースの隠遁』予告編 » 動画の詳細
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