もし本当にエイリアンが侵略してきたらどうすればいいのか？危機管理アドバイザーが生き残る術を伝授！

　近年、地震や竜巻など災害の多い日本だが、もしアメリカで大ヒットを記録したSFドラマ「フォーリング スカイズ」のようにエイリアンに侵略されたらどうするか、危機管理アドバイザーの国崎信江氏が、緊急時のサバイバル方法について語った。

　エイリアンの地球侵略開始から半年後を舞台に、人類が直面する過酷な現実を壮大なスケールで描いたSFドラマ「フォーリング スカイズ」。あのスティーヴン・スピルバーグがキャスティングから脚本、キャラクターデザイン、編集に至るまで一貫して関わったというだけあって、リアリティーあふれる映像は、現実を思わせるほどだ。もし、本作のように地球がエイリアンに侵略されたらまずどんな対策が必要か。「自分のいる場所の状況などから、人的被害を軽減するため危険から離れるなどの行動をとることが大切」と語るのは危機管理アドバイザーの国崎信江氏。緊急時こそ冷静な判断力が必要という。

　さらに国崎氏によると「事態が繰り返し発生するか、異常の根源対象の特性、避難の同行者の有無、人数・年齢・体力・身体の特性を鑑みながら避難場所の選定、出発時刻、移動手段、ルート、休憩場所のイメージ、それぞれの役割を検討します」と事前に予想し、避難できる場所をあらかじめ決めておくことも重要と話す。近年、竜巻や地震の多い日本にも共通する、必要な対策といえるだろう。

　そして思いがけない状況に遭遇したときこそ、リーダーの資質は問われるもの。本作では、民間人のリーダーとして市民軍の副隊長に任命されたノア・ワイリーふんするトム・メイソンが主人公。エイリアンに妻を殺され次男を奪われながらも、き然として人類を守ろうとする姿に胸を打たれる。そんなトムのように、緊急時こそ視野を狭くせず、自分に今何ができるのか、そして組織としての行動の方向性を明確に判断することを心得ていれば、理性を保ちながら相手を思いやる気持ちを失わずに臨機応変に対応できるものだという。

　SFドラマでありながら、緊急時の対応やリーダーの資質など、われわれに必要な教訓がたくさん隠されている「フォーリング スカイズ」。万が一のとき、自分ならどうするか？　そんな思いをはせながら本作を観るとより楽しめるだろう。（山元優）

　「フォーリング スカイズ＜ファースト・シーズン＞」は7月18日（水）よりブルーレイ＆DVD発売
ブルーレイ コンプリート・ボックス　11,800円（税込み）　DVD コンプリート・ボックス　9,800円（税込み）　DVD VOL.1　980円(税込み)　発売元・販売元：ワーナー・ホーム・ビデオ