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『アベンジャーズ』監督、大ヒットの秘密を語る!キャラクターを知らなくても楽しめる作品にしたかった!

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「わかるか、サミュエル…ろくろっていうのはこういうふうにして回すんだよ……」ジョス・ウェドン監督
「わかるか、サミュエル…ろくろっていうのはこういうふうにして回すんだよ……」ジョス・ウェドン監督 - TM & (C) 2012 Marvel & Subs.

 いよいよ来月に日本公開が迫った映画『アベンジャーズ』のジョス・ウェドン監督が、ハリウッドきっての一大プロジェクトである本作を大ヒットに導いた裏側について語った。

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 この大作の監督に抜てきされたウェドン監督はもともと『トイ・ストーリー』『エイリアン4』といった作品を手掛けていた脚本家。その後、人気テレビシリーズ「バフィー~恋する十字架~」の監督を務めるなどして、2005年に映画監督デビューを飾った。とはいえ、ここまでの大作を監督するのは初めてであり、そのプレッシャーには相当なものがあったと明かす。

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 「引き受けた後、数週間は家でこんなことを思っていました。『ああ、どうしよう! これは本当に重大な仕事だ』とね」と語ったウェドン監督だが、妻の支えもあり、「プレッシャーは問題じゃない。問題なのは、どういうストーリーにするかだ」というふうに気持ちを切り替えたという。

 北米では多くのファンを有するアメコミだが、日本ではそれほど浸透していない。だが、ウェドン監督いわく、「アメリカでは確かにスーパーヒーローという存在はよく知られているかもしれませんが、その一人一人のキャラクターについて詳しく知っているという人は決して多くありません」とのことであり、だからこそウェドン監督は「何も知らない人でも楽しめるように」と心掛けながら、ストーリーを練り上げていったことを振り返った。

 そのときにウェドン監督が一つの参考にしたのが、1987年の映画『ウォール街』。劇中で金融の専門用語が飛び交う同作についてウェドン監督が「わたしは登場人物のしゃべっていることが何なのかまったくわかりませんでしたが、作品を楽しむことができました」と語るように、『アベンジャーズ』も登場人物のエモーショナルな側面にスポットを当てることにより、その世界観がわからなくても楽しめる作品を目指したのだという。

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 そうして出来上がった作品は、ウェドン監督のディレクションも功を奏し、映画史を塗り替えるほどの大ヒットを記録した。本作が自身のキャリアにどう影響するかと問われたウェドン監督は、「10年後に尋ねてほしい質問だね」と笑いながらも、「この作品は、本当にわたしが一度はやってみたかったような企画なんですよ。今後もわたしは自分のやりたい作品をやっていくだけです」と語っていた。(編集部・福田麗)

映画『アベンジャーズ』は8月14日より全国公開

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