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「宇宙の戦士」原作小説のパワードスーツデザインを手掛けた宮武一貴、荒牧監督版スーツを絶賛!

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がっちりと握手を交わした荒牧伸志監督と宮武一貴(左から)
がっちりと握手を交わした荒牧伸志監督と宮武一貴(左から)

 17日、映画『スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン』の公開記念トークイベントが都内で行われ、メガホンを取った荒牧伸志監督と「スタジオぬえ」所属のメカニックデザイナー宮武一貴が、劇中に登場するパワードスーツ談義を繰り広げた。

映画『スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン』場面写真

 宮武は、1977年に出版された原作小説「宇宙の戦士」(ハヤカワ文庫版)で、劇中の兵器パワードスーツの挿絵を、同じ「ぬえ」所属の加藤直之と共同で担当。そのデザインは後のロボットアニメに多大な影響を与えたとされ、今も根強い支持を集めている。しかし、本作を鑑賞した宮武は「ファンには悪いですが、ようやくこの呪縛から逃れられる」と語り、肩の荷が降りる思いだったとコメント。「デザイナーにとって作品は、描き上がった時点から自分の手をはなれた過去のもの」とその理由を明かした。

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 荒牧監督も「高校2年生のころ手に取った『宇宙の戦士』が僕の原点でした」と語り、そのデザインに大きく影響を受けていたことを明かす。映画化にあたっては、世界観をアップデートしたものにしてほしいという依頼があったといい、スーツのデザインコンセプトは、ゲーム業界で実績のあるデザイナー・臼井伸二氏に依頼。「デザインは僕ではなくゲーム業界に長くいる臼井さんに、違う視点からアプローチしてくれないかとお願いました」と説明する。

 そんな監督のアプローチに宮武は、「正解だと思う」と同意。1988年に、自身も制作に参加した「宇宙の戦士」OVAアニメ化に際し、「(アニメに併せて挿絵の)デザインを変えようとしたら文句言われるんです。かといって、細かすぎるから変えてくれと言われることもあって難しい」と述懐。その上で「メディアが違えばデザインも変えないといけない。違うメディアで記憶に残っているものがあるからといって、それに足を引っ張られて楽しめなかったらおしまいだと思う」と語り、本作のパワードスーツは「現代的なものになっていると思う」と絶賛。最後に二人は、がっちりと握手を交わしていた。

 本作は人気SFアクション『スターシップ・トゥルーパーズ』のシリーズ誕生15周年を記念して制作されたCGアニメーション。バグと呼ばれる昆虫型エイリアンの群れに占拠された宇宙戦艦を舞台に、パワードスーツを標準装備した地球連邦軍の精鋭たちが壮絶なバトルを繰り広げる。(中村好伸)

映画『スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン』は7月21日より新宿ピカデリーほか全国公開

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