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木下惠介監督作品のオリジナル予告編を実力派3監督が製作!橋口亮輔×本木克英×原恵一

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木下惠介監督作品のオリジナル予告編を製作する橋口亮輔監督、本木克英監督、原恵一監督(左から)
木下惠介監督作品のオリジナル予告編を製作する橋口亮輔監督、本木克英監督、原恵一監督(左から)

 『ぐるりのこと。』の橋口亮輔監督、『おかえり、はやぶさ』の本木克英監督、『カラフル』の原恵一監督という日本映画界をけん引する3人の監督が、それぞれ木下惠介監督作品『二十四の瞳』、『カルメン故郷に帰る』、『楢山節考』のデジタルリマスター版オリジナル予告編を製作することがわかった。

 木下惠介生誕100周年記念事業の一環として、木下作品を知らない若い映画ファンにも今なお色あせることのない名作群を広めたいという思いから実現した今回の企画。日本映画界をリードし、木下監督から多大な影響を受けたと語る橋口、本木、原の3人の監督に白羽の矢が立った。

 『二十四の瞳』を任された橋口監督は、同作品を「日本という国の美しさと日本人の心の美しさというものが純粋に描かれている」と表現。「(高峰秀子演じる)大石先生の“いま苦しかったりつらかったりするのは、あんたのせいじゃない”というセリフなど、理不尽な思いやつらいことの多い現代にも通じる作品。今こそ観てほしいという思いで予告編を手掛けます」と意気込む。

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 晩年の木下監督に助監督として師事し『カルメン故郷に帰る』を手掛ける本木監督は、「常に時代の先端を嗅ぎとり革新的映像表現を目指した、木下惠介監督の才気がほとばしる喜劇です。その志に極力近づきたいと思いました」とコメント。『楢山節考』を担当する原監督は、「若い頃に木下監督の傑作群を観て以来、常に木下映画が自分にとっての最高の手本となりました」と当時を振り返っている。

 現在3監督は、『二十四の瞳』のロケ地などを訪ねたり、関係者から当時の話を聞いたりして木下監督作品への理解を深めつつ予告編の編集作業に入っている。これらの予告編は各作品のブルーレイに映像特典として収録されるほか、木下惠介生誕100年公式サイトで8月末より配信される予定。また、3 監督の制作過程を追ったドキュメンタリー映像も同時並行で制作を進行しており、ブルーレイの特典として収録される。(編集部・市川遥)

ブルーレイ『二十四の瞳』は8月28日発売 4,935円(税込み)
ブルーレイ『カルメン故郷に帰る』は9月26日 4,935円(税込み)
ブルーレイ『楢山節考』は10月26日 4,935円(税込み)

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