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藤原竜也、ギリギリの現場で放心状態?監督の松田龍平えこひいきに恨み節

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初共演を通じて友情を深めた様子だった藤原竜也と松田龍平(左から)
初共演を通じて友情を深めた様子だった藤原竜也と松田龍平(左から)

 7日、港区のニッショーホールで映画『I'M FLASH!』の完成披露試写会が行われ、出演する藤原竜也松田龍平水原希子仲野茂板尾創路、また豊田利晃監督が登壇した。

映画『I'M FLASH!』完成披露試写会写真ギャラリー

 藤原と松田の共演が話題の今作。藤原は劇中、新興宗教のカリスマ教祖・ルイにふんし、松田はそのボディガード役を務める。物語はカリスマ教祖の脱退で揺れる教団が、教祖のボディガード(松田)に暗殺指令を下したことから始まる二人の戦いを中心に展開する。

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 初共演となった藤原と松田にとって、本作は思い出深いものがあった様子。松田が藤原について、「前から一緒にやりたかった。すべてが楽しかった」と語ると、藤原も「龍平との出会いが最大の収穫」と述べる。現場での親交にも触れて談笑を交わすなど、仲良く互いの演技を称えあっていた。

 その一方、5~6年前から豊田監督と仕事をしたいと志願し念願をかなえた本作の撮影について藤原は、「沖縄で15日間の撮影で、平均4時間くらいの睡眠時間で撮ったんです」と相当ハードだったと振り返る。豊田監督の演技指導も厳しかったといい「まず、僕のときオーケーが出ないんですよ。龍平がちょっとしゃべったらすぐオーケーが出るのに」と冗談を交えながらも恨み節。「一筋縄ではいかない監督に鍛えられました。憎しみにあふれた現場だったんです」と苦笑いしながら現場の苦労話を切々と明かしていた。

 それを受けた松田は「考えすぎですよ」と否定していたが、藤原の苦労は確かに多かったようで、共演した水原によれば「わたしも藤原さんもいっぱいいっぱいで、藤原さんに話しかけても返事が返ってこなかった。撮影中より、終わってからのほうがよく話しました」と述懐。次々明かされる藤原の苦労話に、会場は爆笑に包まれた。(取材・文 名鹿祥史)

映画『I'M FLASH!』は9月1日よりテアトル新宿ほかで全国公開

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