『別離』のアスガー・ファルハディ監督の新作に、『アーティスト』のベレニス・ベジョが出演決定！マリオン・コティヤールは降板！

　映画『別離』でアカデミー賞外国語賞を含め、数々の賞を受賞したアスガー・ファルハディ監督が手掛ける予定の新作に、映画『アーティスト』のベレニス・ベジョが出演することがIndiewireほか複数のメディアが伝えたことで明らかになった。

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　これは、アカデミー賞やベルリン国際映画祭の金熊賞などを獲得し、今世界で最も注目されているイランの監督アスガー・ファルハディが企画しているタイトル未定の作品で、キャストには当初、映画『エディット・ピアフ～愛の讃歌～』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したマリオン・コティヤールが出演する予定だったが、どうやら降板したようで、新たに、映画『OSS 117 私を愛したカフェオーレ』や『アーティスト』のベレニス・ベジョが代役を務めることになったようだ。今のところ、マリオン・コティヤールの降板理由は明かされていないが、去年男児を出産したマリオン・コティヤールは、しばらく育児に専念するつもりなのかもしれない。そのほかに、2009年にカンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリを受賞した映画『予言者』のタハール・ラヒムも今作に出演することになっている。

　今のところ同作のストーリーは、『別離』のような感情を左右される社会派のスリラー作品ということだけが明かされている。

　撮影は今年の秋から行われ、来年の春公開か、カンヌ国際映画祭への出品に照準を合わせて製作していく意向のようだ。演技派のマリオン・コティヤールとアスガー・ファルハディ監督のタッグも観てみたい気はするが、ベレニス・ベジョの代役も期待できそうだ。　（細木信宏/Nobuhiro Hosoki)