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犯罪アナリストが警報! 犯罪に関する危機管理の甘い日本の現状とは?

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作品に登場する、監視カメラがとらえた人物の顔を認証するシステムも日本で導入されている?
作品に登場する、監視カメラがとらえた人物の顔を認証するシステムも日本で導入されている? - (C)Warner Bros. Entertainment Inc.

 最先端の監視システムからの情報に基づき近い将来に起こる凶悪犯罪を阻止するというユニークな設定で、アメリカで人気を博しているテレビシリーズ「PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット」の日本上陸を記念して、日本の犯罪に対する意識について犯罪アナリストの梅本正行氏のもと検証したところ、日本人の危機管理の甘さが浮き彫りになった。

 本作は、「LOST」のJ・J・エイブラムスと『ダークナイト ライジング』の脚本家ジョナサン・ノーランが製作総指揮を務め、画期的な犯罪予知システムを開発した天才技術者の犯罪との格闘を描いたドラマ。同時多発テロ以後、監視システムが導入されたアメリカでは、そのリアリティーが共感を呼び起こしている。

 アメリカに限った話ではなく、監視カメラの市場出荷台数は世界的に伸びており、日本でも1989年のオウム真理教事件以降、監視カメラの導入は急速に広がり、年々増加の傾向にある。だからといって犯罪者が住みにくくなったかというとそうではなく、不特定多数の人間が入り乱れる都市部こそ、他人に無関心であることから防犯対策が穴だらけになってしまっていると梅本氏は指摘する。

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 実際、日本ではプライバシー保護が重要視され、監視カメラによる踏み込んだ犯罪防止対策は打たれていない。このような日本人の危機管理意識の低さは、一種の生活習慣によるものと指摘する専門家もおり、半ば強制的に学校、会社で監視カメラを導入すれば、ある程度の緊張感をもって生活することで防犯意識が自然に高まるという声もある。

 ちなみに「PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット」に登場する、監視カメラがとらえた人物の顔を認証するシステムは、日本でも導入されているとのこと。指名手配者や何らかの罪を犯した者を自動的に割り出す仕組みで、将来的には予知防犯を可能にすることもできるという。

 フィクションとはいい切れない監視社会の現実と未来を垣間見せながら、緻密(ちみつ)なサスペンス描写で観る者を魅了する「PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット」。自身の危機管理意識を顧みながら、楽しんで観てはどうだろう。(猿園楽)

「PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット<ファースト・シーズン>」は10月10日(水)DVD発売、10月24日(水)ブルーレイ発売
DVD Vol.1 1枚組(3話収録)980円(税込み)、ブルーレイ コンプリート・ボックス(4枚組)17,000円(税込み)、DVD コンプリート・ボックス(11枚組)15,000円(税込み) 発売元・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ

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