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第13回東京フィルメックスオープニング作品、韓国で上映!ホン・サンス監督最新作!

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左からユ・ジュンサン、ホン・サンス監督
左からユ・ジュンサン、ホン・サンス監督

 第17回釜山国際映画祭で、本年度カンヌ国際映画祭のコンペティション部門でも上映された韓国映画『3人のアンヌ』が上映され、監督のホン・サンスと出演したユ・ジュンサンが舞台あいさつを行った。

 謎のライフガードを演じたユ・ジュンサンは、自身の役柄について、「この映画は、イザベル(・ユペール)が三人の別の女性を演じるのですが、彼女が演じる全ての女性に、朝、必ず何かの問題が起こります。そして必ず、ライフガードだと名乗る僕に会います。彼女たちが、あるときはギターを持ち出して唐突に歌い出す僕に戸惑ったり、または楽しんだり、または避けたり……毎回違う反応をするんです」と説明。映画の中で歌われた謎の歌を歌い出し、会場を沸かせた。

 「セリフが自然に聞こえるのはなぜか」という質問された監督は、「毎朝思いついたことをまとめているからかな……」と眠たそうな目をこすりながら一言。すかさず隣のユ・ジュンサンが「自然なセリフなのは、僕らも一緒に考えているからですよ。監督が『もし君がベランダにいて、待ち人が来たら、何て言う?』とか、質問しながら撮影するから、自然なセリフになるんです」と答えた。

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 上映後に行われたこの舞台あいさつでは、異色のキャラクターで映画を引き立てたユ・ジュンサンに質問が集中。ユ・ジュンサンも歌ったり、冗談を言ったりと、会場を盛り上げた。一方で、眠たそうに目をこすりながら舞台に寄りかかり、つぶやくように答えるホン・サンス監督の姿も、妙な笑いを誘っていた。

 『3人のアンヌ』では、韓国の小さな海岸のホテルを舞台に、アンヌという名のフランス人女性の三つの物語が展開される。11月23日から12月2日まで開催される第13回東京フィルメックスに、オープニング作品として特別招待されている。(芳井塔子)

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