「ウルトラセブン」アンヌ役ひし美ゆり子、当時の衣装はキツキツ？シリーズ45年振り返る

　赤坂のWOWOW本社で22日、年末年始に放送予定の人気特撮番組「ウルトラセブン ハイビジョンリマスター版」の完成披露試写会が行われ、モロボシダン役の森次晃嗣、アンヌ隊員役のひし美ゆり子が来場、撮影の裏側を明かした。

ダンとアンヌが登場！「ウルトラセブン ハイビジョンリマスター版」試写会ギャラリー

　「ウルトラQ」「ウルトラマン」に続くウルトラシリーズのハイビジョンリマスター版第3弾として放送される「ウルトラセブン」。この日の試写会では、人気怪獣エレキングが登場する第3話「湖のひみつ」を上映。鑑賞した森次は「当時のフィルムよりもきれいなんじゃないですかね。特に空がきれい。自然で明るいですよね」と感心した様子を見せる。

　放送順では第3話だが、実質初の撮影となった本作。当時を振り返った森次は「この撮影は夏ですよ。（ウルトラ警備隊の）制服は暑くてね。こんなのを着て1年間をやるのかと思っていたけど、それが45年以上たって愛される作品になるんだからね」と感慨深い表情。

　近年は若い世代にも人気が浸透しており、ひし美が「女の子のファンも増えているのよ。お父さんと一緒に観ていてハマったとかね」と切り出すと、森次も「過去の作品になっていないところがすごいよね」と同意。そこにひし美が「本物だけが年を取るのが嫌よね。それが止まれば最高」と付け加え、周囲を笑わせた。

　そのアンヌ隊員のグラマラスな制服姿は、当時の子どもたちをドキドキさせたものだが、ひし美は「わたしはどちらかというとぽっちゃりしているので、隊員服を着るときは、ヨーイ、という掛け声と同時にお腹をへっこませていたの」と笑顔でコメント。すると森次が「キリヤマ隊長（中山昭二）も一生懸命にお腹をひっこめていた」と暴露する一幕も。そして「本当は（アンヌ隊員役は）豊浦美子さんという女優さんがやるはずだったんだけど、いろいろ事情がありまして、この方がいらっしゃった」としみじみ振り返る森次。それから45年たってもダンとアンヌは名コンビであり、いまだに息の合った様子を見せていた。（取材・文：壬生智裕）

「ウルトラセブン ハイビジョンリマスター版」は12月30日12時よりWOWOWプライムで放送予定（全48話）
12月1日14時半より第1話を無料先行放送予定