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Vシネ出演作は500本以上!「顔面凶器」の小沢仁志が30年の役者人生を振り返る!

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顔面凶器の異名に納得です!
顔面凶器の異名に納得です!

 今年で俳優活動30周年を迎えた俳優の小沢仁志が、これまでの役者人生を振り返った。

 これまで映画やテレビドラマなど多くの作品に出演し、コワモテの面構えで「顔面凶器」の異名を持つ小沢。ワイルドな魅力を発揮したVシネマは、500本以上の出演数を誇り「帝王」と呼ばれるまでに上り詰めた。自身の役者人生を振り返った小沢は「殺して殺されての30年だったな」と不敵に笑う。

 小沢は1984年からTBSで放送されたテレビドラマ「スクール★ウォーズ 泣き虫先生の7年戦争」で俳優デビュー。白いスーツに身を包んだ不良高校生・水原亮役で鮮烈な印象を残した。当時を思い返し、「あまりにもイメージがつきすぎて嫌だった」と話した小沢。「でもこうして振り返ると、あの作品があったからこそ今があるって言えるよ。Vシネマは極道ものの作品が多いから、今はヤクザのイメージと戦っているけどな」と笑う。

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 アクションシーンの撮影でもスタントマンは使わず、全身骨折の痕だらけ。小沢は、自らを「最後の破滅型役者」と呼ぶ。「プライベートも仕事も破滅型。若いころから監督をぶん殴ったり、プロデューサーをぶん殴ったりいろいろしてきたよ。当時は、なめられちゃいけねえなって意識が強かったからね」。もちろんもう手を挙げることはないが、自身の熱気は変わらない。

 役者を続けて30年、やめたいと思ったことは一度もなかったが、「あと5年したら引退して、考古学者になりたい」と打ち明けた小沢。「映画は命を吸い取るからさ。映画に命を懸けていた先輩は、みんな早死にしているんだよ。役者としてやり残したことがあと一つあるから、それを果たしてリタイアして、考古学やって、どっかで野垂れ死にたい」と話す。

 小沢が最後にやりたいこと、それは「アジア映画で日本人俳優が活躍できるよう、きちんとしたパイプラインを作る」ということだ。「中国、韓国、まずは俺が人のふんどしで、相撲取ってこようと思っている」と決意を明かした小沢は、「俺の後輩たちが、この狭くせえ日本だけで仕事しなくても、アジアに出ていけるような状況を作れれば引退する」と真剣な目で語った。

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 「30周年を祝ってもらったり、そういうのは苦手なんだよ」と話しながら、一瞬だけ見せる照れくさそうな笑顔は、「スクール★ウォーズ 泣き虫先生の7年戦争」のころのまま。男らしさの中に垣間見せるピュアな一面が、女性ファンを惹(ひ)きつける小沢の魅力だ。老若男女問わず愛されるVシネの帝王は、人間的な魅力にあふれていた。(編集部・森田真帆)

「OZAWA祭り2012 in 札幌」は、今月24日にRoyton札幌にて開催

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