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今井翼、故・中村勘三郎さんをしのぶ…大河ドラマ「元禄繚乱」で共演

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 「タッキー&翼」の今井翼が、5日朝に死去した歌舞伎俳優の中村勘三郎さんとの思い出を振り返った。この日、今井は東急シアターオーブで行われた「バーン・ザ・フロア Around the World Tour 2012」プレスコールならびに囲み取材に出席した。

 勘三郎さんと今井は、1999年に放送されたNHK大河ドラマ「元禄繚乱」で共演。勘三郎さん(当時・中村勘九郎)が大石内蔵助役、今井が赤穂四十七士の矢頭右衛門七役で出演しており、今井は当時の勘三郎さんの印象について「芝居をする中でしっかりみんなの目を見てくださる方でした」と振り返る。

 現場でムードメーカー的な存在だったという勘三郎さんは、まだ10代だった今井のことも気に掛けてくれたといい、今井は「初めての大河ドラマで緊張していたのをほぐしてくださって、おかげでとてもいい空気の中でお芝居ができました」とその人柄をしのんだ。

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 とりわけ印象に残っていることについて「四十七士のメンバーだけが集まった中打ち上げのときも、みんなの前で『翼君が一番後ろの方にいても、いい目をしてしっかりお芝居しているところがいい』と言っていただいたことがあり、うれしかった」と語った今井は時に言葉を詰まらせるなど、大先輩の急逝のショックが続いている様子だ。

 「僕自身が10代の頃に、中村さんからは多くのことを学ばせていただきました。そういった教えを胸に、常に挑戦心を持って今後も仕事を前向きに務めていきたい」と今井は決意を新たに。勘三郎さんの精神を引き継いだ後輩の一人として、今後の活躍を誓っていた。(取材・文:中村好伸)

タマホームpresents「バーン・ザ・フロア Around the World Tour 2012」日本公演は12月5日~9日に東急シアターオーブ、12日~16日にオリックス劇場にて上演

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