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小説「動物農場」映画化を準備中のゴラム役アンディ・サーキス、イライジャ・ウッドなら動物役でもOK!?

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再会にうれしそうな笑顔を見せたアンディ・サーキスとイライジャ・ウッド
再会にうれしそうな笑顔を見せたアンディ・サーキスとイライジャ・ウッド

 『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの前日譚(たん)『ホビット 思いがけない冒険』は、前シリーズから再登場するキャスト陣も大きな話題だ。そのうちの2人、『ロード』の主人公フロド役のイライジャ・ウッドと、CGキャラのゴラムをパフォーマンス・キャプチャーで演じたアンディ・サーキスが来日。『ホビット』で再会を果たした喜びを語った。

映画『ホビット 思いがけない冒険』写真ギャラリー

 今回、イライジャは前シリーズと変わらぬフロドの姿でスクリーンに登場。10年近いブランクを感じさせない外見について「いやいや、最近は鏡を見てショックを受ける毎日だよ。今回、慣れ親しんだセットに戻って、特殊メイクをしても、本当にフロドに戻れるかナーバスになっていた。その雰囲気が逆に良かったのかもね」と笑顔で分析する。

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 一方のアンディは「今回は、実写の現場と同じように主演の(ビルボ役)マーティン・フリーマンと一緒に撮影したうえ、僕の眼球の動きまで反映されているんだよ」とパフォーマンス・キャプチャーの進化で新たなゴラムを作り出した。

 『ロード・オブ・ザ・リング』のキャストは強い絆で結ばれていることで有名。『ホビット』での再会まで、イライジャはアンディの作品が気になっていたようで「『キング・コング』や『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』などアンディの作品は全部観ている。あの動きは他の誰もマネができない。でもゴラムの演技こそ最高だよ。だって猿とは違って、自分であの特殊な動きを開発するんだから!」とその才能を絶賛。アンディも「イライジャが19歳のときに初めて一緒に仕事をしたけど、すでに大ベテランの貫禄だった。確かに外見は変わっていないけど、ピーター(・ジャクソン監督)と僕は、イライジャの繊細な演技の進歩に感激していたんだよ」と本作の第2班監督を務めた立場から振り返った。

 現在、アンディは監督として小説「動物農場」の映画化を準備中。動物の演技にもパフォーマンス・キャプチャーが使われるはずだが、「もしイライジャが出演してくれるなら、どんな動物の役でも任せられる。その演技力があればね。フフフフ」とラブコールを送るアンディに対し、大笑いしながらも、照れくさそうに戸惑うイライジャだった。(取材・文:斉藤博昭)

映画『ホビット 思いがけない冒険』は12月14日より全国公開

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