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R指定テディベア映画、満席大ヒット!町山智浩、字幕監修はツイッター駆使

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テッドのかぶりものが妙にお似合いの映画評論家町山智浩
テッドのかぶりものが妙にお似合いの映画評論家町山智浩

 19日、TOHOシネマズ 渋谷でR指定テディベア映画『テッド』公開記念ぶっちゃけトークショーが行われ、本作の字幕を監修した映画評論家の町山智浩が、そのきわどい言葉の数々をどのようにして訳していったのかを明かした。

映画『テッド』写真ギャラリー

 R15+指定、全国134館という公開規模でありながら、各地の映画館で満席が続出している本作。金曜の初日だけでも約7,800万円という興収を記録し、早くも大ヒットを予感させるようなにぎわいを見せている。当初から“R指定のお下劣なコメディー”を目指したというだけあって、本作には過激な内容のセリフが次々と登場。その字幕を監修したのが町山である。

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 この日の町山は、映画にちなんで熊の着ぐるみ姿で登場。最初に出来上がった字幕は「どこも直すところがないくらいに、はっきり言って完璧だった」というが、しかし「言っていることは伝わるが、(話している内容が日本人になじみのないことなので)何を言っているか分からない。だから僕がやったのは字幕をダメにする作業」と述懐する。

 今回の字幕監修作業にはツイッターを駆使したという町山。たとえばカーチェイスのシーンのセリフの直訳は「(ウィリアム・シャトナーが出演した)ドラマ『パトカーアダム30』よりすごい!」だった、と切り出した町山は、「皆さん知らないですよね。そこでここに何を入れたらいいかとツイッターで聞いたら、ジャッキー・チェンやガチャピンがいいとアドバイスをもらって。ここはぬいぐるみがアクションをするわけだから、ガチャピンにしました」とコメント。その他、劇中に登場する「くまモン」「星一徹」といった言葉もツイッターのフォロワーからアドバイスをもらってから字幕にはめこんだそうで、「アイディアを出してくれた皆さん、ありがとうございます。というか、俺は何もしていないな。ツイッターってすごいなと思いますよ」と笑いながらコメント。

 一方、大人のおもちゃである「熊ん子」という言葉も字幕に登場するが、劇場の観客にはその言葉は通じなかった様子。その現状を目の当たりにした町山は「これもツイッターで聞いておけばよかった。やはり民衆に聞かないと駄目ですね。それで(民主党)政権もダメになったわけですからね」と反省している様子を見せた。(取材・文:壬生智裕)

映画『テッド』はTOHOシネマズ スカラ座ほかにて全国公開中

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