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大島渚監督通夜しめやかに…北野武、山田洋次監督、神田うのら参列

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映画『儀式』をイメージした祭壇と大島渚監督の遺影
映画『儀式』をイメージした祭壇と大島渚監督の遺影

 今月15日に80歳で死去した大島渚監督の通夜が21日、築地本願寺で営まれた。喪主を妻で女優の小山明子、葬儀委員長を映画『愛のコリーダ』で助監督だった崔洋一監督が務め、『御法度』に出演した北野武神田うののほか、朝丘雪路山田洋次監督など多くの著名人が参列した。

 戒名は「大喝無量居士(だいかつむりょうこじ)」。高さ180センチ、横150センチの遺影の中では、和服に身を包んだ大島監督が威厳ある表情で弔問客を迎えていた。この遺影は、病気になる前の1990年に自宅で撮影されたもので、遺族と大島渚プロダクション関係者との相談によって選ばれた。

 また祭壇は、大島監督1971年の作品『儀式』をイメージした白を基調とし、横幅11メートルの中に白菊5,000本、胡蝶蘭300本が添えられた。棺には大島監督が生前お気に入りだったという愛用のマフラーと、『御法度』撮影時にかぶっていたハット、小山お気に入りのセーター、そして小山と二人の息子の手による、「パパと一緒で幸せでした」とメッセージがつづられた折り鶴が収められた。

 大島監督は1932年岡山県生まれ。『愛のコリーダ』『戦場のメリークリスマス』などの代表作で知られ、1996年に脳出血で倒れながらも1999年に『御法度』を発表。1978年には『愛の亡霊』でカンヌ国際映画祭の最優秀監督賞を受賞したほか、2000年には文部大臣芸術選奨、紫綬褒章を受章している。1月15日、肺炎のため神奈川県藤沢市内の病院で死去した。(取材・文:中村好伸)

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