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坂本龍一が感謝の弔辞 大島監督は「僕のヒーロー」

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弔辞を読んだ坂本龍一
弔辞を読んだ坂本龍一

 15日に肺炎のため亡くなった大島渚監督の告別式が22日、築地本願寺で行われ、映画『戦場のメリークリスマス』に出演し、音楽も担当した坂本龍一が弔辞を読んだ。

大島渚監督葬儀・告別式の様子

 弔辞で坂本は、大島監督に『戦場のメリークリスマス』出演を依頼された当時を振り返り、出演を承諾する代わりに「わたしに音楽をやらせてください」と言ったことを明らかにした。大島監督の返事は「いいです。お願いします」だったと述懐すると、「そこから全てが変わりました」と大きなターニングポイントでもあったことを振り返った。

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 そして坂本は、大島監督が亡くなったことで「日本はもう少しつまらないものになってしまったのかもしれません」と語ると、「あなたの全てにありがとう」と締めくくった。またその後の囲み取材で坂本は、大島監督のことを「僕にとってのヒーロー」と呼び、弔辞で触れた出演依頼のことも「(音楽をやらせてと言った)自分も大胆だが、即答した大島さんもなんて大胆な方だ」と当時の心境を語った。

 この日、坂本のほか弔辞に立ったのは、松竹株式会社代表取締役の大谷信義、映画監督の篠田正浩、ジャーナリストの田原総一朗、日本映画大学学長の佐藤忠男、作家の澤地久枝の5名。篠田監督は、作品の制作や上映する上で、度々困難に直面しながらそれを乗り越えた大島監督のことを「あなたは現実推進主義者です」と評し、田原は「われらが世代の最高の映画監督、昭和が生んだ最高の芸術家」と称えていた。(取材・文:県田勢)

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