「鉄人28号」復活！アニメ化50周年記念「鉄人28号ガオ！」フジで放送

　漫画家・横山光輝さんの伝説的ロボット漫画「鉄人28号」が、アニメ化50年周年を記念し、装いも新たなテレビアニメとして4月に復活することが明らかとなった。タイトルは「鉄人28号ガオ！」で、これまでの鉄人のイメージを覆す、ポップな世界観が描かれる。

　「鉄人28号」は、リモコン次第で正義にも悪にもなる巨大ロボット「鉄人28号」と、それを操る少年探偵・金田正太郎の活躍を描く作品。1956年に発表され、最新の欧米のような街並みの中、巨大ロボットや悪の組織との戦いが繰り広げられる痛快活劇は、戦後まだ間もない日本の子どもたちから絶大な支持を集めた。1963年に初めてテレビアニメ化され、今年はそれから50年の節目の年となる。

　その記念すべき年を飾る「鉄人28号ガオ！」は、現代の小学生である少年探偵・正太郎の日常が舞台。ごく普通の小学生が鉄人と共に敵のロボットをあっという間に倒していく物語が中心となり、その絵柄と同様、ポップでかわいらしい世界観の中でストーリーが展開する。

　放送局となるフジテレビの原大輔プロデューサーは、節目の年のアニメ放送決定に喜びの声を寄せ、「当時、多くの子供たちが熱狂した『鉄人28号』。いままで見たことがない方にも楽しんでいただけるよう、ポップで新しいイメージでリメイクしました。朝早い時間での放送ではありますが、ぜひご家族で楽しんでいただけたらと思います」と世代を問わない人気の広がりに期待を掛ける。

　レトロで重厚感のある鉄人のバトルを見てきたファンにとっては、最初は抵抗が大きそうな、今回の鉄人。しかし「鉄人28号」といえば、1980年代の「太陽の使者 鉄人28号」や1990年代の「超電動ロボ 鉄人28号FX」、そして実写映画など、時代ごとにさまざまなスタイルで映像化され続けている作品でもある。新たな時代に登場した鉄人が、一体どんな活躍を披露するのか、放送を楽しみにしたい。（編集部・入倉功一）

「鉄人28号ガオ！」は4月6日よりフジテレビ系列で4月6日より毎週土曜日 午前4時52分～5時放送（一部地域除く）