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ベルリン映画祭コンペ作品に日本人女優・山下結穂が出演!2011年からドイツを拠点に活動中

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現在はドイツを拠点にしている山下結穂
現在はドイツを拠点にしている山下結穂

 日本人女優・山下結穂の出演する映画『ライラ・フォーリー(原題) / Layla Fourie』が、来月行われる第63回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に正式出品される。2011年からドイツを拠点にしている山下にとって、同映画祭は海外での活動を志すきっかけとなった場所であり、今回は満を持しての映画祭参加となる。

 1984年生まれの山下は、NHK連続テレビ小説「甘辛しゃん」のヒロイン・榊泉の少女時代を演じたほか、日本で「幽霊ママ/ゴーストママ」「週刊 赤川次郎」といったドラマに出演。その後、見学のため訪れたベルリン映画祭で現地芸能事務所に「こっちで活動してみたら」とアドバイスをもらったことをきっかけに2011年、単身ドイツへ。以降、現地で女優として活動をしており、2012年にはベルリン国際映画祭が主催するベルリナーレ・タレントキャンパスに参加する資格も取得した。

 出演作のコンペ出品が決まったことについて、山下は「誇らしい反面、正直ほっとしました」と心境を明かす。「というのもタレントキャンパスに参加させてもらった者は、成果を期待されてしまうのです。このように結果を残せたことはわたしの活動自体を評価していただける大切な実績です」と控えめな態度は崩さなかったものの、現地での地歩を着実に固めている様子をうかがわせた。

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 コンペ出品作『ライラ・フォーリー(原題)』は、南アフリカ人のシングルマザーが深刻な経済状況の中で仕事を獲得するものの、その後ある事件に巻き込まれてしまうというサスペンス。山下は劇中でダンスも披露しているといい、山下はそんな本作の撮影を「振り付け、衣装、また解釈なども監督と話し合いながら決めていくという貴重な機会をいただきました」と振り返っている。

 ドイツで着実に実績を重ね、今年はイギリスへと活動範囲を広げる予定もあるという山下。まだまだ海外で活躍する日本人俳優が少ない中、その活動にはもっとスポットライトが当たってもいいはず。今回の映画祭出品を足掛かりに、山下がさらなる飛躍を遂げることを期待したい。(編集部・福田麗)

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