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オランダで大島渚監督追悼上映が急きょ開催!

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トニー・レインズ氏と大島渚監督葬儀の模様-追悼上映より
トニー・レインズ氏と大島渚監督葬儀の模様-追悼上映より - Photo:相原裕美(HIROMI AIHARA)

 1月15日に肺炎のために亡くなった大島渚監督(享年80歳)をしのんで、このほどオランダで開催された第42回ロッテルダム国際映画祭(1月23日から2月3日まで開催)で追悼イベントが開催された。

 大島監督は同映画祭に参加したことはなく、2010年に行われた崔洋一監督特集の中で『御法度』が上映されたのみ。それでも映画史に多大な功績を残した大島監督の偉業をたたえるべく、急きょ、追悼の場が設けられた。

 イベントの進行を務めたのは、イギリスの映画評論家トニー・レインズ氏。レインズ氏は日本映画に造詣が深く、海外に日本作品の魅力を伝えてきたことで知られる。大島監督との親交も深く、これまでもエディンバラ国際映画祭などで大島特集も企画してきた。この日は、そんなレインズ氏が所有する秘蔵映像も特別上映され、参加者にとっては貴重な1時間半となった。

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 上映されたのは、英国で制作された大島監督のドキュメンタリー『ザ・マン・フー・レフト・ヒズ・ソウル・オン・フィルム(原題)/ The Man Who Left His Soul on Film』(1983年、ポール・ジョイス監督)の中から大島監督が出演したコマーシャルや、同じく英国BBC制作のドキュメンタリー『京都、マイ・マザーズ・プレイス(原題)/ Kyoto, My Mother's Place』(1991)、そして大島監督が新人時代に手掛けた松竹新人俳優PR短編映画『明日の太陽』(1959)など。

 また松竹の協力で、1月22日に東京・築地本願寺で営まれた葬儀の模様も写真で紹介された。レインズ氏は、大島監督の代表作などを振り返りながら「オオシマは情熱的で素晴らしい監督だった。何より彼は、決して同じタイプの作品を作らなかった」と天国の盟友に改めて称賛と感謝の言葉を贈っていた。(取材・文:中山治美)

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