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『モテキ』大根仁監督の最新作は過激な「部屋コン」映画?

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大根仁監督
大根仁監督

 先月30日、オーディトリウム渋谷にて「シネマ☆インパクト第3弾」の舞台あいさつが行なわれ、『モテキ』で大ブレイクした大根仁監督が、最新作『シネマ☆インパクト Vol.3/恋の渦』をひっ提げて登壇。さらに出演者全員が劇中衣装で応援に駆け付け、本作への熱い思い、撮影秘話などを赤裸々に語った。

 「シネマ☆インパクト」とは、選ばれた精鋭監督が限られた時間と予算の中で映画作りにしのぎを削る実践的ワークショップ。第3弾となる今回は、『モテキ』で注目された大根監督が、2006年に上演された劇団ポツドールの三浦大輔による同名戯曲を映画化した最新作『シネマ☆インパクト Vol.3/恋の渦』で参戦。「部屋コン」を通じて知り合った男女8人の本音とうそが交錯する恋愛密室劇を過激に描いた。

 舞台あいさつは、本ワークショップ35名の受講生の中から、今回選ばれた出演者がずらり勢ぞろいし、「あそこまで生々しい演技をしろと言った覚えはない」「こいつはアフレコがとにかくヘタで」「ところであんた誰だっけ?」など、大根監督一流のジョークを交えながら、一人一人を紹介していくという異例のスタイルとなった。

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 中でも「君はいいお尻していたよね」と褒められた女性出演者は「いや、あ、あの、なんか、ありがとうございます」と照れまくり、さらに「大スクリーンで自分のお尻を観る気分ってどうなの?」と追及されると「はい、う、うれしかったです!」とまんざらでもない様子。過激なツッコミも笑いで返すほどチームワークも抜群のようだが、「そういえば、みんなの実名知らないんだよね、役名で覚えちゃったから」と意外な事実を述べる場面もあった。

 最新作を受講生と共に作り上げた大根監督は、「このワークショップは通常、何もない状態から役をつくっていくのですが、今回は舞台のリメイクだったので、まず、みんなに演劇を観てもらってやりたい役を立候補してもらった。でも、とくに役の取り合いでもめたりしなかったよね。みんなハマリ役だった」と笑顔で語り、出演者たちの予想を上回るパフォーマンスに心から満足しているようだった。(取材・文:坂田正樹)

映画『シネマ☆インパクト Vol.3/恋の渦』はオーディトリウム渋谷にて公開中

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