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松田龍平「ちょっと楽しい」 主演映画『舟を編む』初日に心境吐露

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心境を吐露した松田龍平
心境を吐露した松田龍平

 13日、俳優の松田龍平が、主演映画『舟を編む』初日舞台あいさつに出席し、緊張した面持ちで「今、ちょっと楽しいです」と心境を吐露した。本舞台あいさつにはほかに、宮崎あおいオダギリジョー黒木華伊佐山ひろ子小林薫、そして石井裕也監督も登壇した。

宮崎あおいも笑顔!フォトギャラリー

 松田は「言葉」が重要なテーマになっている本作にちなんで、好きな言葉を聞かれると「楽しみ」と回答。「僕は、結構いろいろなことに緊張してしまうタイプなので、楽しんでやりたいなぁ~と思って」と説明し、すかさず「今は楽しんでいますか?」と司会者から突っ込まれると、照れたような恥ずかしいような表情で「映画を観てくれた方たちの前なんで……ちょっと楽しいです」と胸のうちを明かした。これには宮崎やオダギリをはじめとする登壇者も思わず、微笑ましい表情を見せていた。

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 一方、松田演じる主人公・馬締が一目ぼれする女性・香具矢を演じた宮崎は「おもてなし」という言葉が好きとのこと。「食事などに行って、気持ち良いおもてなしをされるとうれしいし、自分もそうしたいと思います。おもてなしってやりすぎてもだめだし、至らないとそれもだめだし……その難しさも楽しいですよね」と理由を語った。

 そして馬締の先輩・西岡を演じたオダギリは、本作と同日公開の映画『ライジング・ドラゴン』に主演したジャッキー・チェンを意識したのか「ジャッキーの映画が同じ日に公開なのにこちらに足を運んでくれてありがとうございます」とあいさつすると「彼は60歳近くなのにアクションを楽しんで、一生懸命映画を作っています。僕は『オッス!』という言葉が好きですね」とオダギリワールド全開の発言で場内を沸かせた。

 本作は、2012年本屋大賞に輝いた三浦しをんの同名小説を、映画『川の底からこんにちは』の石井裕也監督が映画化。辞書編集に心血を注ぐ人たちを通して「言葉と人への愛」をユーモアを交えて描いたエンターテインメント作品。(磯部正和)

映画『舟を編む』は丸の内ピカデリーほか全国公開中

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