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世界一のバーとなったEmployees Onlyのバーテンダーが明かすカクテルへのこだわりとは?

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(左から)スティーヴ・カーペンティエリ、スティーヴ・シュナイダー
(左から)スティーヴ・カーペンティエリ、スティーヴ・シュナイダー

 毎年ニューオリンズ開催の「テイルズ・オブ・ザ・カクテル」で、世界一のバーとなったニューヨークEmployees Onlyのバーテンダー、スティーヴ・シュナイダーと、バーを経営するスティーヴ・カーペンティエリが、カクテルの世界を描いたドキュメンタリー作品『ヘイ・バーテンダー(原題) / Hey Bartender』について語った。

 同作は、海軍経験を持つEmployees Onlyに弟子入りしたシュナイダーと、管理職を辞めてバーを経営するカーペンティエリを中心に、カクテルの世界をひも解いたドキュメンタリー作品。監督はダグラス・ティローラが務める。

 2年修行を積んだシュナイダーは「バーテンダーは酔った客に平静で対応し、ずっと立った状態で正しい分量のカクテルを作るため、精神的にも体力的にも海軍と似ている」と語り、管理職を辞めたカーペンティエリは「バー経営でいろいろな人たちとのネットワークができ、それはお金には換えられない価値があるから満足している。確かにかつての仲間は定刻に仕事を終え、週末も休みだが、僕が所有するようなバーを持っていない」と答えた。

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 客への対応は「客によっては、他のバーですでに飲んできた人や、1時間以上も飲んでいる人など様々だが、手に負えないほど酔っている客は、警察を呼んで対処してもらう。でも、その判断と対応の難しい酔っぱらいが多いことは確かだ」とカーペンティエリは明かした。

 常に新たなカクテルを作り出すシュナイダーは「僕らのバーは主要バーテンダー5人と多くの弟子が居て、誰かが素晴らしいカクテルのアイデアを出すと、全員がそのカクテルを覚える。でも、僕らのバーのアイデンティティーであるニューヨークの雰囲気や鼓動を感じなければ仮に味がおいしくても、新たなカクテルとして含めない」と語った。

 映画はバーテンダーの技巧によって、喉ごしに様々な変化を与える魅力を学び、バーに対する偏見的な価値観さえも覆させてくれる映画に仕上がっている。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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