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水谷豊&伊藤蘭『少年H』モスクワ国際映画祭で特別作品賞!

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伊藤蘭、水谷豊、降旗康男監督
伊藤蘭、水谷豊、降旗康男監督 - 提供:朝日新聞出版

 実生活でも夫婦の水谷豊伊藤蘭がテレビドラマ「事件記者チャボ!」以来28年ぶりの共演を果たした映画『少年H』が、現在ロシア・モスクワで開催中の第35回モスクワ国際映画祭で特別作品賞を受賞した。

映画『少年H』モスクワ国際映画祭フォトギャラリー

 世界の映画業界で話題を呼ぶであろう作品を上映する同映画祭GALA(ガーラ)部門に実写日本映画として初めて選出された本作。現地時間26日に行われた公式上映では、水谷豊、伊藤蘭、降旗康男監督が舞台あいさつに登壇。舞台上で映画祭から、日本にとって悲劇的な時期での撮影の中で、勇気と不屈の精神を実証したことをたたえられ、特別作品賞が贈られた。

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 主演の水谷は「世界四大映画祭であるモスクワ国際映画祭に呼ばれたことをうれしく思っております。戦争を描いたこの日本映画が皆さまに理解されたことに感謝しております。今、静かに話しておりますが、飛び跳ねたい気分でいっぱいです」とあふれんばかりの喜びを表した。続いてロシア語で「会場の皆さま、心より感謝しています。モスクワ国際映画祭よ、永遠に。スパシーバ!(ありがとう)」と感謝を述べると、会場は大いに盛り上がった。

 その後行われた上映では、時折笑いが起き、クライマックスでは涙ぐむ観客の姿も。さらにエンドロールが流れ始めると、会場からは大きな拍手が送られた。上映後、伊藤は「予想以上に笑いが起こるところがあってうれしいなと思いました。特別作品賞を頂けたことは大変ありがたいので、スタッフと分かち合いたいです」と喜びのコメント。降旗監督も「熱心なお客さんからお褒めの言葉を頂いて、一安心しております」と安堵(あんど)の表情を見せていた。(編集部・中山雄一朗)

映画『少年H』は8月10日より全国公開

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