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水谷豊と伊藤蘭が夫婦と知らなかった…國村隼、仰天告白!

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(左から)國村隼、岸部一徳、伊藤蘭、花田優里音、吉岡竜輝、水谷豊、小栗旬
(左から)國村隼、岸部一徳、伊藤蘭、花田優里音、吉岡竜輝、水谷豊、小栗旬

 第35回モスクワ国際映画祭で特別作品賞を受賞した映画『少年H』の完成報告会見が都内で行われ、水谷豊伊藤蘭吉岡竜輝花田優里音小栗旬國村隼岸部一徳降旗康男監督が登壇した。実生活でも夫婦の水谷と伊藤が29年ぶりの共演を果たしたことでも話題の本作だが、國村が「僕は世間に疎くて、水谷さんと伊藤さんが夫婦であることを知らなかった。恥ずかしい」と仰天告白し、場内をどよめかせた。

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 水谷は「いつか戦争をテーマにしたものをやりたいと思っていた」と願いがかなったことを喜び、受賞についても「現地の方たちと一緒に試写を観た後、周りの反応が良かった。思いが伝わったことがうれしかった」と振り返って感慨をあらわに。

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 伊藤も「国境を越えて伝わるものがあるんだなとびっくりしました。この映画で、どんなときも明るさを失わない母親像にめぐり合えて、水谷豊さんに感謝しております」とコメント。すると司会者から「還暦のお祝いにと出演を依頼したそうですね」と質問された水谷が、「そうです。次は古希のお祝いかな」とちゃめっ気たっぷりに再びの共演を「予告」した。

 降旗監督は映画化の理由について「『少年H』が魅力的だった。それと、僕が10歳のときに『もう日本は戦争に負けるから兵隊に志願するな』と言ってくれた先生がいた。その先生への恩返しの気持ちもある」と話し、「戦争というものはじわじわと起こってくるんだという部分を観てほしい。それと、魅力的な家族の話を楽しんでほしい」と力を込めた。

 本作は、1997年に出版された妹尾河童の自伝的長編小説が原作。昭和初期、美しく異国情緒あふれる神戸の街を舞台に、「戦争」という激流の渦に巻き込まれながらも、勇気、信念、愛情をもって生き抜いた「名もなき家族」の愛と真実の物語を描く。(福住佐知子)

映画『少年H』は8月10日より全国公開

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