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『イップ・マン 最終章』について監督と脚本家が明かす!

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ハーマン・ヤオ監督(左)、脚本家エリカ・リー(右)
ハーマン・ヤオ監督(左)、脚本家エリカ・リー(右)

 映画『八仙飯店之人肉饅頭』のハーマン・ヤオ監督が、新作『イップ・マン 最終章』について、脚本家エリカ・リーと共に語った。

映画『イップ・マン 最終章』場面写真

 同作は、詠春拳の達人イップ・マンの晩年の姿を描いた作品。日本軍に家を取られたイップ・マン(アンソニー・ウォン)は、1949年、妻ウィンセン(アニタ・ユン)と子を残して香港へ渡り、詠春拳の教室を開いて弟子を指導していたが、突然の妻の死で心の病に陥る。クラブ歌手ジェニー(チョウ・チュウチュウ)との恋で立ち直るが、彼の指導する弟子たちをめぐって思いがけない事件が勃発する。映画『イップ・マン 誕生』に引き続き、ハーマン・ヤオ監督がメガホンを取っている。

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 ハーマン監督と2度目のタッグの脚本家エリカは「『秋瑾 ~競雄女侠~』でタッグを組んだわたしたちは、この映画を製作するためにイップ・マンの息子イップ・チュン(今作にも出演)と話したの。老年期のイップ・マンに関しては多くの書物があったから、それをまとめあげるうえで、イップ・チュンにイップ・マンの話し方やアクセント、それに詠春拳の動きを確認しながら脚本を仕上げていったの」と、できるだけ忠実に描いたそうだ。

 イップ・マンについてハーマン監督は「僕自身はヒーローという存在を信じていないが、日常のヒーローという存在なら信じられると思い、この映画を製作した。イップ・マンは、当時の中国の武術のマスターの中でも例外で、裕福な家庭に育ち、大学で学んでいて教養もあり、さらに紳士的でもある。日本にも滞在したことがあって、様々な文化を学び、当時の人々にとっては前衛的な価値観を持っていた人物でもあるんだ」と語った。

 アンソニー・ウォンのキャスティングについてハーマン監督は「知らない人もいるだろうが、アンソニー自身はカンフーを20年も学んでいて、彼の身体の動きは素晴らしい。彼は、この映画のために詠春拳を1年2か月も前から学んでくれた。それに、イップ・マン自身はファイターでもあるが、人間味を持ったヒーローを描く上で、僕にとっては彼が適任だったんだ」とお気に入りの俳優でもあるようだ。

 過去の作品では、ブルース・リーの師として実在したイップ・マンの圧倒的な強さが描かれていたが、今作は彼の人間性や心情にも焦点を置いて興味深く描いている。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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