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辻村深月の直木賞受賞作が連ドラ化!倉科カナ、成海璃子、木村多江、高梨臨、広末涼子ら5人の女優が競演

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辻村深月の直木賞受賞作が連ドラ化! - 左から倉科カナ、成海璃子、木村多江、高梨臨、広末涼子
辻村深月の直木賞受賞作が連ドラ化! - 左から倉科カナ、成海璃子、木村多江、高梨臨、広末涼子

 作家・辻村深月の第147回直木賞受賞作「鍵のない夢を見る」がWOWOWで連続ドラマ化されることがわかった。本作は、閉塞感に包まれた地方都市を舞台に、ふとしたきっかけでありふれた人々が奈落に転がり落ちていくさまを全5話のオムニバス形式で映し出す作品。倉科カナ成海璃子木村多江高梨臨広末涼子ら5人の女優が週替わりで主演を務め、背筋も凍る5編の物語を紡ぎ出す。

 倉科はバカな男とわかっていながらも人生を差し出してしまう教師(第1話)、成海は殴られても蹴られても身体が男から離れられないフリーター(第2話)、木村は孤独だとわかっていてもプライドにしがみついてしまうOL(第3話)、高梨は親友の幼い頃の罪を今も忘れられない同級生(第4話)、広末は理想のママ像に押しつぶされてわが子の姿を見失ってしまう主婦(第5話)……と男、子ども、友人などに執着することで悲劇に見舞われる女性たちにふんしている。

 成海は自身の役柄について「一見気持ちがフワフワしていて弱そうな印象もありますが、逃避行をするときは図太い精神も垣間見えて、“女!”と感じました」と説明。広末は「女性の行き場のない思いや、表に出さない感情や葛藤に陥ってしまうテーマだった」、高梨は「特に女性の方には、共感したくない部分も思わず共感しちゃうような、ちょっとゾッとする部分もたくさんある」と “女性”が内に秘めた思いが描かれることを明かす。

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 倉科は「後味のよいドラマではないですが、いろんな愛の形がある中で、こういう愛の形もあるんだ、というのもわかりますし、今回のドラマは視聴者の方に考えていただく余白の多いドラマだと思います」、木村は「人間らしいいとおしさや切なさなどがにじみ出てくる、胸の中がザワザワするようなドラマ」と本作を解説した。

 また、EXILE TAKAHIROの「一千一秒」が本作のイメージソングとなることも決定。「一千一秒」から番組カラーをイメージしたというプロデューサーの喜多麗子は「『鍵のない夢を見る』は、全ての回がテレビドラマとして衝撃的なラストシーンになっています。その直後にTAKAHIROさんの甘い歌声のこの切ない楽曲が流れることで、他人事だった物語がふとわれに返り、自分にもありえるかもしれないと、思ってしまうことでしょう」とコメントを寄せている。(編集部・市川遥)

連続ドラマW「鍵のない夢を見る」はWOWOWプライムで9月1日スタート(第1話無料放送)毎週日曜夜10時(全5話)

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