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日本版『許されざる者』をイーストウッドが絶賛!渡辺謙も感無量!

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イーストウッドへの感謝を述べた渡辺謙
イーストウッドへの感謝を述べた渡辺謙

 俳優の渡辺謙が1日、都内で行われた主演映画『許されざる者』の完成報告記者会見に出席し、オリジナル版を手掛けたクリント・イーストウッド監督に向け「スタッフを信頼して託してくれたことに深く感謝している」と述べた。この日の会見には、佐藤浩市柄本明柳楽優弥忽那汐里、そして李相日監督も出席した。

渡辺謙、感無量! フォトギャラリー

 本作は、イーストウッドが監督・主演を務め、1992年の米アカデミー賞で、作品賞、監督賞含め4部門で受賞した西部劇『許されざる者』を、日本映画としてリメイク。江戸幕府崩壊後の明治初期、北海道開拓時代を舞台に、かつて「人斬り十兵衛」と恐れられていた男が、愛する者を守り己の尊厳を取り戻すために、再び戦いに身を投じる姿を描く。

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 会見に際しイーストウッド監督は「わたしの人生に大きな影響を与えた作品が日本でよみがえったことをとても幸せに感じています。作品を拝見し、素晴らしい出来映えで、非常に満足しています。本作に関わった方々の成功を祈っております(概要)」とメッセージを寄せた。

 劇中、主人公の十兵衛を演じた渡辺は「クリントとは撮影前に、オリジナルを日本独特の風土や歴史に置き換えると、独自の世界観を持つようになると話した。彼が気持ちよくリメイクを許してくれたところに、懐の深さを感じる。スタッフを信頼して託してくれたことに深く感謝している」とイーストウッドへの絶大なる信頼と、感謝の気持ちを明かした。

 昨年11月末にクランクアップしてから、さらに約8か月という歳月を費やした本作に渡辺は「ようやくできたなあという感じ……」と感無量。また渡辺と初共演を果たした佐藤が、「この年、この作品で共演できて光栄だった。渡辺さんは現場で威風堂々としていて素晴らしい」と語ると、渡辺も「アプローチの難しい作品だったが、一緒に仕事ができて心強かった。その力強さは現場でもスクリーンの中でもしっかり残っている」と自信をのぞかせ、互いに手応えを感じている様子だった。

 映画『フラガール』『悪人』の李相日監督が、傑作西部劇を日本映画として生まれ変わらせた本作。実力派俳優たちの競演に加え、開拓時代のアメリカ西部から明治初期の北海道への舞台移行などの改変点にも注目したい。(福住佐知子)

映画『許されざる者』は9月13日より全国公開

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