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山本太郎出演の反原発映画、愛知県での公開が決定!

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映画『朝日のあたる家』より(前左から)橋本わかな、平沢いずみ(後方左から)並樹史朗、斉藤とも子、山本太郎
映画『朝日のあたる家』より(前左から)橋本わかな、平沢いずみ(後方左から)並樹史朗、斉藤とも子、山本太郎 - (C)「朝日のあたる家」

 脱原発を訴える活動で知られ、先の参院選で無所属の新人で当選した俳優の山本太郎が出演した、原発問題を扱った映画『朝日のあたる家』が、9月中旬からシネコンチェーン「コロナシネマワールド」の愛知県にある3劇場で公開されることが決まった。

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 本作は、南カリフォルニア大学の映画学科で映画製作を学んだ太田隆文監督が、原発事故で人生を狂わされる一家の悲劇を描いた問題作。今なお収束が見えない福島第一原子力発電所の事故をモチーフに、原発の恐ろしさを訴える。

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 山本は、原発事故に遭った一家の心配をして沖縄から駆け付ける主人公の伯父役を務める。「私生活で原発へのアクションをしているので、作品などで表現する必要はないと思っていた」という山本だが、脚本を読み、「事実を知ることができていない人たちも、もしかしたらこの作品を通して原発事故の悲惨さが疑似体験できるのではないか、と思いました」と出演を決意したという。

 首相官邸前での原発反対運動などにも参加してきた太田監督のもとには、山本のほか、いしだ壱成藤波心など、反原発を訴える役者たちが集結。原発問題に取り組む主人公の幼なじみを演じるいしだは、「語っているセリフの内容が、ある意味で説明的な箇所も多かったので、そのセリフを語るときの感情をとにかく重要視しました」とコメントしている。

 今年6月29日、30日に、ロケ地となった静岡県湖西市で行われた完成披露上映会では、2日間で3,000人を動員。だが原発事故を扱った映画ということもあり、東京での公開は未だ決定していないという。「原発の再稼働ラッシュが始まらないうちに、多くの人に観てほしい」と上映実現に向けて全国を奔走(ほんそう)する日々を送ってきた太田監督。その思いを受け、全国の有志を中心として、自主的に署名活動が広まっていた作品なだけに、多くの人が待ち望む中での公開決定となった。(編集部・森田真帆)

映画『朝日のあたる家』は9月14日より豊川コロナシネマワールドほか 半田コロナシネマワールド、中川コロナシネマワールドで順次公開

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