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監督・松本人志はドS、俳優・大森南朋はドM!? 『R100』の二人がSM傾向を自己分析!

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“職業S”に徹した松本人志監督と“職業M”に徹した大森南朋
“職業S”に徹した松本人志監督と“職業M”に徹した大森南朋 - 写真:奥山智明

 松本人志監督の最新作『R100』で謎のSMクラブに入会してしまったドMの主人公を演じた大森南朋が、独自のSM論を持つ松本監督と共に、撮影時の過酷なエピソードや自分たちのSM傾向について語った。

映画『R100』フォトギャラリー

 大地真央寺島しのぶ冨永愛佐藤江梨子ほか、豪華女優陣が女王様にふんし、大森演じるドMの主人公をいたぶりまくる本作。現場には本物の女王様が立ち会い、ムチ、緊縛、ロウソク責めなど、SMプレイの技を直々に伝授したという。「プロのテクニックは本当にすごい。それを受ける大森さんは大変だっただろうけど、僕はカッコいいなと思っています」と松本監督からM男ぶりを絶賛(?)された大森は、「柔らかいゴムのムチや熱くないロウソクを用意していただいたんですけど、痛いときは痛いです」と苦笑い。

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 本格的なSMシーンのみならず、「真冬の夜に噴水の中に思いっきり突き落とされる」など、大森が今回挑んだ撮影の過酷さは、松本監督に「僕は何度か、大森さんが明日はもう来ないんじゃないかと思った(笑)」と言わしめたほど。それでも、「現場で演じているときは監督の求めているものに応えたい気持ちが強いので、うまくできると満足感があるんです」とほほ笑む大森の役者魂に頭が下がる。

 今回の新作で「メチャクチャの限界近くまでいった」という松本監督は、「人間が2人いると、どうしてもSとMの関係が生まれてしまう。僕は本来Mじゃないんだけど、ダウンタウンでボケを担当するときの自分はM。つまり“職業M”なんです」と独自のSM論を熱く語る。ちなみに、職業別に見ていくと「監督に言われたことをやる俳優はM(大森)」「現場でビシッとしなければならない映画監督はドS(松本)」とのこと。二人の意見を参考に、自分の仕事はどっちなのか考えてみるのも面白い。

 相手との関係によってどちらにもなり得るのがSMの奥深さ。まずは、とんでもなく刺激的で衝撃的な本作で、松本流SMワールドに足を踏み入れてみよう。禁断の扉の向こう側に、思いがけない快感が待ち受けているかもしれない。(取材・文:斉藤由紀子)

映画『R100』は公開中

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