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「ジョジョリオン」文化庁メディア芸術祭大賞を受賞

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受賞の喜びを語った作者の荒木飛呂彦
受賞の喜びを語った作者の荒木飛呂彦

 第17回文化庁メディア芸術祭の記者発表会が5日、国立新美術館で行われ、マンガ部門で「ジョジョリオン -ジョジョの奇妙な冒険Part8-」が大賞を受賞した。発表会に登壇した作者の荒木飛呂彦は、「通算だと26、7年描かせていただいている作品。いろいろあったなと思うところも多く、それ故に受賞できてとてもうれしい。文化庁から頂いた賞ということで、この作品が少しでも皆様のお役に立てれば僕も幸せです」と喜びを語った。

 同作は1987年から連載している「ジョジョの奇妙な冒険」の第8部にあたる作品。長きにわたって描き続けてきた同シリーズについて、荒木は「(ジョジョを)描くことが生活の一部になっていまして、作物を育てるような、朝に水をやって収穫していくような気持ちと喜びを感じながらいつも描いています」とコメント。

 架空の街M県S市杜王町を舞台に物語が展開する同作。審査員や記者陣から、荒木の故郷である仙台市や東日本大震災をモチーフにしているのではとの質問を受けると、荒木は「確かに仙台市がモデル。でも、震災というよりは、先祖から続いてくる家族の気持ちがテーマになっています。目指しているのは横溝正史先生の世界にあるような昔からの日本の謎や、日本文化のいいところ。それを現代文化に置き換えてやろうと思っています」と解説していた。

 文化庁メディア芸術祭は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰し、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバル。本年度は過去最多となる海外83の国と地域からの2,347作品を含む計4,347作品の応募があり、アニメーション部門で『はちみつ色のユン』(ベルギー / フランス)、アート部門でメディアインスタレーション「crt mgn」、エンターテインメント部門で「Sound of Honda / Ayrton Senna1989」がそれぞれ大賞を受賞した。(取材・文 名鹿祥史)

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