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渡辺謙、イーストウッドからも好評と笑顔!『許されざる者』アメリカで上映

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アメリカの日本映画祭に参加した渡辺謙
アメリカの日本映画祭に参加した渡辺謙

 俳優の渡辺謙が現地時間12月6日、日本映画祭「LA EigaFest 2013」の会場となった米ハリウッドのエジプシャン・シアターで開催された、主演映画『許されざる者』のレッドカーペットイベントに出席した。

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 イベント会場には、オリヴァー・ストーン監督をはじめハリウッドの著名人たちが顔をのぞかせ大賑わい。満員御礼のプレミアの後には、渡辺と李相日監督が会場に詰め掛けた映画ファンとQ&Aをするオマケ付きだった。長丁場で少しお疲れモードといった様子だった渡辺は、「この映画は、何を語り掛けているのか?」という質問に「内容を解析するのにこれほど困難な映画はありません。僕はいないものと思って話を進めてください」と冗談交じりに回答。

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 代わって質問を受けた李監督は「この映画のテーマの一つである暴力というものは、時として抑制の利かなくなる恐ろしい代物。(映画の舞台である)北海道の開拓時代にも、そして現代の日本にも共通する普遍の暴力というものがあると思い、このリメイクを通じて触れてみたかった」と意味深に語った。

 そんな重いテーマを扱う本作の撮影中、楽しかった思い出を尋ねられた渡辺は、すかさず「全然ありません!」とジョークを交えて回答。観客の爆笑を買った後、笑顔で「極寒の中、連日の撮影が大変でみんな疲れていた。そこである日僕が地元の焼肉屋を借り切って、キャストとスタッフを招いてドンちゃん騒ぎをしたんです。あれは楽しかったですね」と振り返り、思いやりある人柄をのぞかせた。

 さらに観客からは、オリジナル版を手掛けたクリント・イーストウッド監督の反応を気にする声も。すると渡辺は「気に入っていた」とニコニコ。続いて李監督は「イーストウッド監督が黒澤明監督に感化されたように、わたしもイーストウッド監督の作品に感化されて育った。そんな彼の作品をリメイクさせてもらい、米国でこうしてプレミアをするというのは、何か運命のようなものを感じる」と語った。イーストウッド監督のオリジナル版とは異なる醍醐味(だいごみ)がある日本版『許されざる者』。西部劇の国アメリカにおける反響は、どのようなものになるか。興味津々である。(文・ロス取材: 明美・トスト / Akemi Tosto)

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