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『ゼロ・グラビティ』驚きのメイキングが公開!無重力はこうして作り出された!

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過酷な撮影を見事乗り切ったジョージ・クルーニーとサンドラ・ブロック
過酷な撮影を見事乗り切ったジョージ・クルーニーとサンドラ・ブロック - (C)2013 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.

 日本でも興行収入20億円を突破する大ヒットとなった映画『ゼロ・グラビティ』のメイキング映像が公開され、同作のキーとなる無重力空間をいかに作り出したのかが明かされた。不可能を可能にしたのは、「ライトボックス」と呼ばれる特殊装置だ。

映画『ゼロ・グラビティ』驚きのメイキング映像

 「ライトボックス」とは、「カメラを動かす装置」「照明を動かすボックス」「俳優の体を傾ける装置」を組み合わせたもの。俳優・照明・カメラの動きをシンクロさせることによって、まるで無重力空間で撮影されたかのような映像にすることができる。

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 言葉にすれば簡単だが、これを実際にやり遂げて映像として成立させるのは至難の業。特にアルフォンソ・キュアロン監督は本作で12分、5分、3分というロングショットを敢行しており、俳優陣には少しのミスも許されない。メイキングでは、主演のサンドラ・ブロックの撮影風景が映し出されているが、12本のワイヤーでつるされたまま演技に挑むなど、まさしく過酷の一言だ。

 だからこそ、キュアロン監督も演じ切ったサンドラには称賛を惜しまない。「サンドラにはダンサーの素養があったので、それを利用して複雑な動きに備えた。5か月も訓練を重ね、装置の張力を感じさせず演じられるようにした。だから純粋な感情表現ができたんだ。身体的要求が過酷な中で、自然に演じるのは大変だったはずだ」とねぎらった。

 開発には4年半もの歳月が費やされたというが、それも全ては本作のテーマを観客により自然に伝えるため。「私たちは映画のテーマを最初から言葉ではなく、視覚的暗喩で描きたかった」とキュアロン監督が明かす通り、技術のための技術ではなく、ストーリーのための技術。そうして出来上がった映像には世界中の映画ファンから「新たな映像改革」との声が相次いでいるが、そうした褒め言葉も決して過分なものではないとメイキングを観た後には思うはずだ。(編集部・福田麗)

映画『ゼロ・グラビティ』は全国公開中

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