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アカデミー賞ノミネーションでまさかの落選!今年一番のサプライズは?

第86回アカデミー賞

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『モンスターズ・ユニバーシティ』はまさかの落選!
『モンスターズ・ユニバーシティ』はまさかの落選! - Jason Kirk/ Getty Images

 現地時間16日、第86回アカデミー賞ノミネーションが発表された。毎年のように何らかのサプライズがあることで知られているが、今年もまさかの落選が相次いだ。

興行的にはヒットも…『モンスターズ・ユニバーシティ』場面写真

 映画ファンを驚かせたのは、下馬評で評価の高かった『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』。アカデミー賞常連であるコーエン兄弟の新作、加えてカンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリを受賞していた作品とあって、主要部門でのノミネートが有力視されていたが、作品賞・監督賞などからはそっぽを向かれ、技術賞の2ノミネートにとどまった。

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 また、宮崎駿監督の『風立ちぬ』がノミネートされた長編アニメ賞では、ディズニー / ピクサーの『モンスターズ・ユニバーシティ』がノミネートから外れた。4年連続受賞など一時は出品されれば受賞確実とまでいわれていたディズニー / ピクサー作品だが、ここ3年では2度目の落選となり、その神話に陰りが見えてきたのではないかという声もある。

 個人部門に目を向ければ、『ウォルト・ディズニーの約束』が割を食った格好だ。ディズニーが満を持して創業者のウォルト・ディズニーを題材に製作した同作では、「メリー・ポピンズ」の原作者パメラ・L・トラヴァースを演じたエマ・トンプソンの主演女優賞、そしてウォルト・ディズニーを演じたトム・ハンクスの助演男優賞への候補入りが期待されていたが、両者共にあえなく落選。トムは高い評価を得ていた『キャプテン・フィリップス』での主演男優賞ノミネートも逃しており、まさかのノーノミネートとなってしまった。

 ほかにも、ほとんどセリフのない一人芝居で貫禄を見せた『オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~』のロバート・レッドフォード、作品自体が黙殺された『大統領の執事の涙』のオプラ・ウィンフリーはそれぞれ主演男優賞、助演女優賞の有力候補に挙げられていたが、落選。その一方で、これまでの賞レースでは見向きもされなかった『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のジョナ・ヒルが助演男優賞にノミネートされたのはうれしいサプライズ。アカデミー賞が筋書きのないドラマであるということが証明された今回のノミネート結果となった。(編集部・福田麗)

第86回アカデミー賞授賞式は、3月3日(月)午前9時よりWOWOWプライムにて生中継 (夜9時よりリピート放送)

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